出版社内容情報
<都市伝説>を信じて猫殺し事件を企てた同級生、和久田悦史が行きたかったこの場所は、「現実」よりも過酷な世界だった。
内容説明
“ここではないどこか”へいきたい。和久田悦史の自分勝手な願いの巻き添えとなり、地球とはまったく違う異世界に散り散りで飛ばされてしまった少年少女。言葉も通じない過酷な漂流生活を乗り越え再会した奇跡も束の間、自分たちを誘拐しようと企む集団に狙われることに…。目的もわからず正体も不明の犯人に警戒する中、行方がわからなかったはずの和久田の関与が急浮上する!
著者等紹介
石川宏千花[イシカワヒロチカ]
『ユリエルとグレン』で第48回講談社児童文学新人賞佳作、日本児童文学者協会新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
YAから繋がる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nyah
45
同級生、和久田悦史の巻き添えで、地球とは全く違う異世界に飛ばされてしまった6人。波留斗、歩巳、音色、二葉の4人は惑星キュアで交流できるように。しかし、波留斗と歩巳は自分たちを誘拐しようとする集団に会う。そこには和久田の関与があった。エースのサポートで情報を探り警戒。音色は有名ダンサーに成長しており、公演の日、二葉に変装した文乃に攫われる。/文乃、和久田は同じ施設?音色も連れて行かれた、波留斗、歩巳、二葉はキュア。トワコの回想で野依が出てきたが、14歳の話。17歳の彼はどこだろ。音色は何されるのかしら。‥。2022/01/27
すい
37
元凶の和久田は、この世界でも敵対する組織に属しているのか。ようやくダラニエから解放されたネイロを誘拐したのもきっと和久田の属する組織。この先どうなるのか、とっても気になる。2018/04/18
ダージリン
24
「少年Nの長い長い旅」の世界に近づいて来たかな! でも展開が不穏ですね~。2017/11/23
かわゆきか
18
和久田側の組織はそもそも敵なのかどうか分からないし、エースは謎過ぎて本当に味方なのかも分からないし、最後は予想外の人にさらわれるし、結局何も分からん。うぅ、、、2018/01/06
秋良
14
発端になった和久田が登場し、彼の内面が語られる。思春期にありがちな「ここではないどこかへ行きたい」という願望が叶えられたらどうなるか。答えはそんなに大したことなさそう。まあわざわざ猫を殺す行動力が凄い。Nとは再会できないまま、正体の分からない何者かに狙われるようになる。異世界から来た人の存在を知ってるってことは、以前にもそうやって来た人がいるのか?謎が増え明かされることは少ないままで先が気になる。2023/03/18