講談社タイガ<br> 謎の館へようこそ 黒―新本格30周年記念アンソロジー

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講談社タイガ
謎の館へようこそ 黒―新本格30周年記念アンソロジー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 416p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062940948
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

 「館」の謎は終わらない――。館に魅せられた作家たちが書き下ろす、色とりどりのミステリの未来!
奇怪な館、発生する殺人、生まれいづる謎、変幻自在のロジック――!
読めば鳥肌間違いなし。謎は、ここにある。新本格30周年記念アンソロジー第三弾。

収録作品:
はやみねかおる『思い出の館のショウシツ』
恩田 陸『麦の海に浮かぶ檻』
高田崇史『QED~ortus~ ―鬼神の社―』
綾崎 隼『時の館のエトワール』
白井智之『首無館の殺人』
井上真偽『囚人館の惨劇』

内容説明

「館」の謎は終わらない―。館に魅せられた作家たちが書き下ろす、色とりどりのミステリの未来!最先端を行く作家たちが紡ぎ出す6つの謎。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナルピーチ

156
新本格ミステリ30周年を記念して発売されたアンソロジー。白と黒の2冊で刊行。本書はその黒の書。その題名の通り、館に纏わる物語を6人の作家さん達が巧みに描いてくれている。皆さんお初の作家さんばかり、其々の物語が作家さん達の個性を表しているように感じた。マイベストは井上真偽先生の『囚人館の惨劇』バスの転落事故から生き延びた一向が向かった館で起こる惨殺事件。その結末は見事に期待を裏切られた。「館とはミステリーを楽しむための舞台」とは本書からの一節。まさにその通り、改めて『館』の魅力を感じる一冊だった。2021/06/04

ダイ@2019.11.2~一時休止

139
白と比較してこっちの方は館?って作品もありバラエティに富む。井上さんのが一番良かった。あとは前から気にはなってた白井さんはやっぱこういう作風なんですねぇ。読むのに躊躇してしまう。2017/11/06

さばかん

115
それぞれ個性的なミステリで面白かった。2017/12/16

mocha

109
はやみねかおるさんは安心のほのぼの系。恩田陸さんは『麦の海に沈む果実』の設定が好きでこちらの番外編も雰囲気は楽しめたけど少し物足りない。高田崇史さんは短編でも相変わらずの薀蓄だが、ミステリーとしては意外性がなかった。他3人は初読み作家さん。白井さんのは生理的に苦手だった。やはりミステリーは長編の方が好きだな。2018/03/18

あも

96
恩田・白井以外は初めまして。黒というだけあり、癖のある作品が並ぶ。はやみね:コミカルで読み易く、なにより楽しい!若者に是非読ませたい作家。恩田:麦海シリーズ前日譚に滾る!好き!高田:堅実だが周りの個性に埋もれて印象薄め。綾崎:探偵が、ぼくのかんがえた最強の登場人物感あって受け付けないが、展開&真相はめっちゃ好み。井上:反則?変化球?スプラッタなミステリに本書一のめり込む。白井:安定のド鬼畜っぷりに何も言えねえ…。吐瀉物がキーになる本格…。頼むから一人で塗れてて…。知能高い変態ってほんっとタチ悪い!(絶賛)2019/01/14

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