出版社内容情報
殺人犯は脅迫屋……!?
澪の周囲で頻発する不審な死亡事故の秘密とは?
内容説明
「三分間だけ、付き合って?」。目の前に置かれたのは、砂時計。怪しいナンパ師・スナオと私は、公園の植え込みから生えた自転車の謎を追ううちに、闇金業者と対決することに。ところが、悪党は不可解な事故死を遂げ、その現場で目撃された謎の男は―って、これ、脅迫屋の千川さんだ!殺しはしないはずの悪人・脅迫屋の凶行を止めようとする私の前で、彼はさらなる殺人を!?
著者等紹介
藤石波矢[フジイシナミヤ]
1988年栃木県生まれ。『初恋は坂道の先へ』で第1回ダ・ヴィンチ「本の物語」大賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
33
千川が姿を消して数カ月。怪しいナンパ師・スナオと出会った金坂澪が彼とともにいくつかの不可解な事件に遭遇するようになり、それが脅迫屋・千川の行方にも繋がってゆく第二弾。冒頭の不審死に公園の植え込みに突っ込まれた自転車、闇金業者との対決など、バラバラに思える事件が少しずつ繋がってゆくなかでようやく見つけた千川の過去と衝撃的な場面。明らかになってゆく巧妙に仕組まれていた事件の真相はどうにももやもやするというか後味が悪くて、そんな絶望的な状況にも諦めない千川の覚悟に澪がどう向き合うのか、10月の続巻が楽しみです。2017/09/15
香堂満月
19
シリーズ化大丈夫かなって思ったけど面白かった(笑)自覚なき罪は怖いね^^;悪には悪っていうのはわかるけど、そこに他人の善意だったり好意だったりそういう想いを使うのは間違ってる。どうせやるなら1人で穢れとけって思う。そりゃ一番悪いのはどうしたって罪を犯した者だけど。3巻目も時期発売だね(笑)2017/10/06
さくら
15
シリーズ第二弾。 脅迫屋たちが姿を消して三か月。 今度は怪しげなナンパ師と出会う澪。 そしてまた自ら事件へと足を踏み入れ―――。 すこぶる強い澪の正義感に、のらりくらりとはぐらかしていた千川もタジタジ(笑) 不条理な目にあった人たちの心の拠り所を悪用し、善意までも犯罪に利用する卑劣な"あの人"って!?2017/11/03
りんりん
14
面白かったが、敵がまだ続くというのがイマイチかな。話がどんどん大きくなっていくようで、3巻でこの敵は完結してほしい。2017/09/18
マツユキ
13
ナンパ師登場で、今回も軽いタッチかと思ったら、次から次へと犯罪が。重い。脅迫屋の闇が思ったより深い。サイト怖い。おじいちゃんナイス。続きが気になって、一気に読んだんですが、ここで終わりかあ。早く読みたい。2017/10/10