出版社内容情報
住友銀行から夕日ビールと蔑まれたアサヒビール。その銀行から乗り込んだ樋口廣太郎は、業界のタブーに挑む。全ビジネスマン必読の書住友銀行から夕日ビールと蔑まれたアサヒビール。その銀行から乗り込んだ樋口廣太郎は、次々と業界のタブーに挑む。本当の決断力を学ぶ、全ビジネスマン必読の一冊!
高杉 良[タカスギ リョウ]
著・文・その他
内容説明
シェアの下降が止まらず「夕日ビール」と蔑まれたアサヒビールに、住友銀行から乗り込んだ樋口廣太郎。先例にとらわれず、ライバル会社に教えを請い、若い社員を硬軟織り交ぜながら鼓舞して、大胆な改革を次々と実践する。絶対王者を抜き去り業界のトップへと押し上げた逆転劇を、企業小説の名手が鮮烈に描く!
著者等紹介
高杉良[タカスギリョウ]
1939年東京都生まれ。専門紙記者・編集長を経て、’75年『虚構の城』でデビュー。以後、緻密な取材に基づいた企業小説・経済小説を次々に発表する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Shoji
61
30年ぐらい前、社会人なりたての頃です。麻雀荘や安飲み屋に繰り出しては、「お姉ちゃん、ビール!、スッパドライや!!」など言いながら、スーパードライばかり飲んでいました。今は、アサヒは好んでは飲まなくなりましたけどね。さて、このスーパードライ神話も、樋口廣太郎さん列伝もビジネス研修やビジネス本でよく見聞きするところです。「人を動かすのは情熱と自信」、「現場・現物・現実」、「最後には品質がモノを言う」、、、みたいな。それはそれで良しとして、読み物としては少々、コクもキレも足らない感じでした。2018/07/26
となりのトウシロウ
58
落日の如く市場シェアを落とすアサヒビールに住友銀行副頭取から社長になった樋口廣太郎。4代続く銀行OB社長にプロパー社員はうんざりしたであろう。大企業であるアサヒビールを強烈なリーダーシップで立て直したのは、やはり樋口の稀有なる経営手腕であり人物として傑出したところなのだろう。「前例がないから、やるんだ」「組織活性化のためにはその職場で困っている事を一つ一つつぶしてやれば良い」管理職として肝に銘じたい言葉の数々。口は悪いが、様々なエピソードを通じて生き生きと描かれる樋口廣太郎の姿がかっこいい。2021/10/31
まつうら
36
アサヒビールといえばスーパードライ。この大ヒット商品を開発した青木と大田原は、当時の食生活の変化から新しいビールのスタイルを模索し、マーケットを開拓した人物。でも会社として積極投資に踏み切り、夕日ビールと揶揄されたアサヒビールを躍進させたのは社長の樋口廣太郎だ。この樋口に注目して、ハーバードビジネススクールから取材に来るところがなんとも興味深い。受講生は樋口のやり方に対して「そんな無謀な!」「 銀行出身者ならもっと堅実に!」 と意見するが、「チャンスは貯金できないんだ」と樋口は反論する。これは名言だ!2022/03/14
ふじさん
33
住友銀行から乗り込んだ樋口廣太郎が、シェアの下降が止まらないアサヒビールを業界トップに躍進させた逆転劇の物語。先例にとらわれることなく、若い社員を硬軟織り交ぜ鼓舞しながら大胆な改革を実践し躍進へと導く。社長引退時の後継社長の人選の見事さやその後の活躍は賞賛に値する。アサヒビールの躍進を振り返ると人材は企業の宝ということが実感出来た。 2020/04/06
Syo
31
まさに完璧 アサヒスーパードライ2022/03/09
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