講談社文庫
偽りのレベッカ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 380p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062938440
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

11年前に失踪した少女レベッカを名乗って生還した万引き犯の「私」。家族はなぜ、疑いもせず「私」を受け入れたのか。驚愕の顛末!青春を謳歌していた十六歳の少女レベッカ・ウィンターが失踪した。十一年後、「行方不明になっていたレベッカは、この私だ」と名乗り出る女が現われた。生還を喜び「私」を迎える家族。しかし、一度たりとも過去を問わない彼らの態度が、逆に「私」を不安に陥れる……。豪州で話題の、背筋も凍るサイコスリラー。

偽りのレベッカ
謝辞
訳者あとがき


アンナ・スヌクストラ[アンナ スヌクストラ]
著・文・その他

北沢 あかね[キタザワ アカネ]
翻訳

内容説明

青春を謳歌していた十六歳のレベッカ・ウィンターが失踪した。十一年後、「行方不明になっていたレベッカは、この私だ」と名乗り出る女が現われた。生還を喜び「私」を迎える家族。しかし、一度たりとも過去を問わない彼らの態度が、逆に「私」を不安に陥れる…。豪州で話題の、背筋も凍るサイコスリラー。

著者等紹介

スヌクストラ,アンナ[スヌクストラ,アンナ] [Snoekstra,Anna]
オーストラリアの首都・キャンベラ生まれ。メルボルン大学で文芸創作と映画制作を、ロイヤルメルボルン工科大学で脚本を学ぶ。卒業後は、自主映画やミュージックビデオの制作、映画評論などを手掛ける。2017年に来日。『偽りのレベッカ』で小説デビューを果たす

北沢あかね[キタザワアカネ]
神奈川県生まれ。早稲田大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆのん

63
16歳のレベッカが失踪。11年後に『私がレベッカだ』と名乗り出る女が現れた。家族の元に帰るが何の質問もしない家族の態度に不安感が増す。尾行してくる車、差出人不明のメール、警察からの聴取。真相を予想しながら読み進めていたが私的には意外なラストで最後までドキドキ感を楽しめた。512020/02/29

momi

52
11年前に行方不明になった少女レベッカ!彼女になりすまし、その「家族」を手に入れた「私」その私を迎える家族!!何となく想像がつくのに…正体がバレてしまうのではないのかと思うとドキドキする!「私」は彼女に会ったことも声すら聞いたこともないのに…レベッカ本人なりすますなんて…無理無理って思わず声に出して言ってしまいそうだけど…何も過去を問わない奇妙な家族が不気味で恐怖心を煽る展開になっています!誰が何を隠しているのか!?映画化決定とのこと、面白くなりそうです!!2018/02/19

*maru*

40
「私は昔から、芝居をするのが得意だった」何とも意味深な言葉での幕開けだった本書。11年前に失踪したまま行方不明だったレベッカ。レベッカと名乗り出た万引きで捕まった“私”。“私”の生還を喜び涙ながらに迎い入れてくれた家族。何かおかしい…何かあるぞと序盤から疑惑まみれの読書タイム。掴めそうでなかなか掴めないその“何か”、過去と現在、怪しげな人々。設定はとても魅力的なのに、せっかくのホラー感が浮いてしまったのと終盤駆け足気味だったのが勿体ない。デビュー作とのことで焦らしプレイも初々しい軽めのサイコスリラーでした2019/05/23

あっちゃん

27
少女の失踪から11年、レベッカを名乗る女性が現れた!珍しいのは、目線がレベッカ!突然の娘の帰宅に何の質問もしない家族に気味悪さを感じる辺りから、ミステリーではなくサイコホラー(笑)私的には上手くノセラレてオチには驚いたクチだけど、映画化の話はきっとB級だろうなぁ( ̄▽ ̄)2020/03/01

シキモリ

26
昨今では定番となった【入れ替わり】を描いたサイコスリラーという割と好みなテーマなので期待していたが、あまりにリアリティのない茶番劇で終始白けっぱなし。16歳で失踪した娘が11年後に戻ってきて、誰も別人と気付かないのは流石に無理があるし、本書にサイコスリラーという謳い文句は何か違う気がする。主人公が真相に迫る終盤まで物語が全然動かないのは本当にしんどかったし、その所為で終盤の展開は只のダイジェスト。何より、肝心な事の真相が判明しても恐ろしさが皆無。延々と同じ様な描写を繰り返して尺を稼ぐだけのセコっちい作品。2018/03/29

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