出版社内容情報
警視を乗せた警察車両を先導していた白バイが突然消失。ありえない犯罪の解決に乗り出したのは「硝子の探偵」の異名をもつ男だった。警察車両を先導中の白バイが警官もろとも消失した。この怪事件に招聘されたのは「ガラスの探偵」の異名を持つ自称天才、朝倉。捜査は助手任せで見当違いな推理を連発する彼に、刑事たちも呆れ顔。ビル屋上で見つかった白バイ警官の死体と過去のストーカー殺人が絡み合った難事件を、朝倉は解決できるか?
第一章 白の消失
第二章 紫の危機
第三章 漆黒の女
第四章 黄泉の淵
第五章 深紅の死
第六章 銀の硝煙
第七章 黒の探偵
小島 正樹[コジマ マサキ]
著・文・その他
内容説明
警察車両を先導中の白バイが警官もろとも消失した。この怪事件に招聘されたのは「ガラスの探偵」の異名を持つ自称天才、朝倉。捜査は助手任せで見当違いな推理を連発する彼に、刑事たちも呆れ顔。ビル屋上で見つかった白バイ警官の死体と過去のストーカー殺人が絡み合った難事件を、朝倉は解決できるか?
著者等紹介
小島正樹[コジママサキ]
埼玉県生まれ。2005年、島田荘司氏との共著により『天に還る舟』(南雲堂)を上梓。’08年、『十三回忌』(原書房)で単独デビューを果たす。’15年、『扼殺のロンド』(双葉文庫)で第6回エキナカ書店大賞受賞。スケールの大きなトリックと、どんでん返しを得意とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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papako
69
小島正樹祭りラストはこちら。『硝子の探偵』と呼ばれる朝倉、その助手の小太郎。消えた白バイの謎を追い、警官殺しとビルでの殺人の謎をとく。彼はなぜ『硝子の探偵』と呼ばれるのか?朝倉の視点での物語にほっこりしていると騙された!他の作品よりはトリックの詰め込みは少ない。違う形で捻られていました。警察キャリアの遥香がかわいいし、小太郎もかわいいから、おばさん満足です。この作者のなんともいえない空気感、楽しませてもらいました。momiさん、ありがとう!!2020/06/17
momi
40
「呪い殺しの村」や浜中刑事シリーズの著者の作品!小島さんの作品らしい作品!無理矢理すぎる〜!って声が出てしまうんだけど…小島さんの作品らしくて嬉しかった。でも…小島さんにしては控えめな作品!話は…警察車両を先導中の白バイが警察車両もろとも消失する!その怪事件を「ガラスの探偵」の異名をもつ「朝倉」と助手の「小太郎」とで解決していく話!この探偵…自分のことを無敵とか天才とか言っちゃうイヤ〜な奴でムカムカしてくるんだけど…いろいろとあったみたい…。今回、事件は解決するけれどまだまだ序章って感じかな?次楽しみです2017/08/23
hnzwd
31
硝子の探偵シリーズ第一弾。作者の他シリーズと違って、旧家の呪われた縁みたいなのは無く、若干ライトかな?とはいえ袋小路から消えた白バイの謎は魅力的で、解決もゴリゴリの力技なあたりは期待通り。硝子の探偵である朝倉と助手の小太郎のやり取りが漫才風で、解決編も、、なんとなく2時間ドラマ風な感じが。。2017/08/25
ゆみ
28
面白いキャラクターと突飛なトリック、 これはこれであり、なんだろうけれど スピード感がなくて、ちょっと退屈してしまいました。2017/10/02
coco夏ko10角
22
他の作品と比べるとキャラ要素強め。消えた白バイのトリックはやはりすごい。それより途中のお墓での場面、ミステリー小説で久しぶりに「うぐぅ…」ってなってしまった。続編もあるみたいだけど、それより前日譚の方が読んでみたい。2018/01/11