講談社文庫<br> 黒猫邸の晩餐会

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講談社文庫
黒猫邸の晩餐会

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  • サイズ 文庫判/ページ数 214p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062935180
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

和服イケメンとほんわか老女が地味リケジョをご招待。今宵も謎めく黒猫の食卓へようこそ。この秋冬一番おいしい、ほっこり系ミステリ和服イケメンとほんわか老女が地味リケジョをご招待!? 今宵も謎めく、黒猫の食卓へようこそ。

地味リケジョの律を夕食に迎えたのは、和服イケメンの竜弥とほんわか老女の文絵。謎めいた話を聞き出す竜弥と五十年前から時が止まっている文絵が交わす会話はまるで夫婦!? 見つめるだけで料理をおいしくする不思議な黒猫・フミエも怪しい。

「黒猫邸」シリーズ開幕! おいしさと切なさに溢れるほっこり系ミステリ。

黒猫の魔法料理
黒猫邸のクリスマス
黒猫と花見
黒猫、海を渡る


嬉野 君[ウレシノ キミ]
著・文・その他

内容説明

地味リケジョの律を夕食に迎えたのは、和服イケメンの竜弥とほんわか老女の文絵。謎めいた話を聞き出す竜弥と、五十年前から時が止まっている文絵が交わす会話はまるで夫婦!?見つめるだけで料理をおいしくする不思議な黒猫・フミエも怪しい。おいしさと切なさに溢れるほっこり系ミステリ。

著者等紹介

嬉野君[ウレシノキミ]
長崎県出身。『小説ウィングス』2006年夏号『パートタイム・ナニー』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆきちん

48
初読みさん。返済不要の奨学金を受けたリケジョが食事に招待されて行ってみると、おばあさまは自分を21歳だと思っており孫息子を夫として生活していた。奨学金を受けるときにした自分の話を夫に聞かせて謎解きさせて欲しいという…連作短編四つ。不思議な設定だけど、アルツハイマーでしたーっていう話ではなくて、出てくるキャラも何気ないご飯も、軽井沢謎解きも、グッとくるエピソードも、なかなかよろしゅうございました。 2017/08/25

うまる

40
昭和テイストの部屋で、料理をつつきながら謎を解く、ゆったりした感じの日常系ミステリ。50年前から時が止まっている老女の謎はひっぱるのかなと思ったけど、この一冊で完結。潔く一冊完結は良いと思うのですが、帯に"シリーズ開幕"って書いてあるのに続きが出てないのは、その大元の謎が無くなったせいなのでは・・・。 カオルちゃんとか良いキャラしてたのにもったいないなぁ。表紙が素敵で、読後に表紙を見るとせつない感じがします。ワカマツカオリさんのイラストって切り絵っぽいから、古風な作品の雰囲気にピッタリだと思いました。2020/08/13

瀧ながれ

35
帯に「シリーズ開幕!」って書いてあるの、続くということですね。女主人とその夫、集う男女という室内の雰囲気が不思議な作品なので、それが失われてしまう未来は、普通の軽いミステリーになるんじゃないかと、ちょっと不安が残ります。この一冊を起点として、そうじゃない物語が展開されるなら、楽しみですが(期待値を上げてしまう…)。少しでも説明すると大きなネタバレになってしまうから、とにかく人間関係が魅力としかいえない。彼らが語らうあの部屋は、とても居心地がよかった。わたしは竜弥さんより今村くんのほうが好みです。2017/01/22

はな

34
図書館本。お初の作家さん。主人公は奨学金をもらって大学院を出たリケジョ。奨学金の恩人のもとに行くと年の差が祖母と孫ぐらいあるけれど夫婦だという。不可解なまま日常の中にある謎を解き明かしていく。奨学金仲間の今村と主人公の律の過去が結構ハードでそれを面白い謎とするのはどうなのか?とも思った。文絵さんのもつ謎も負けずにハードな感じ。スラスラと読めるので重くはないけれどすっきりとはできないかも。2017/05/25

蝶よ花You

34
「不思議なこと」「あり得ないこと」を「物語だから」「作り話だから」で受け入れさせず、当たり前に読ませる作者さん。なんと言ったら良いんだろう。不思議な感覚なのにスッと入ってくる。謎解きを主とする話なので、こちらもその謎を追おうとするのですが、謎を追う事にだけ集中させず、主人公達と同じタイミングで理解させる。読み手を「読み手」として意識させず、あくまでも自分も登場人物の1人であるかの様に物語に入り込ませる。色々と内容など説明するのではなく、この感覚を一度体感して頂く方が良いかと。この不思議な世界にお越しあれ。2017/02/28

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