講談社文庫<br> 水底の棘―法医昆虫学捜査官

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講談社文庫
水底の棘―法医昆虫学捜査官

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  • サイズ 文庫判/ページ数 496p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062933551
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

ミステリ界注目のシリーズ第3弾。第一発見者は、法医昆虫学者の赤堀涼子本人。東京湾・荒川河口の中州で彼女が見つけた遺体は、虫や動物による損傷が激しく、身元特定は困難を極めた。絞殺後に川に捨てられたものと、解剖医と鑑識は推定。が、赤堀はまったく別の見解を打ち出した。捜査本部の岩楯警部補と鰐川は、被害者の所持品の割柄ドライバーや上腕に彫られた変った刺青から、捜査を開始。まず江戸川区の整備工場を徹底して当たることになる。他方赤堀は自分の見解を裏付けるべく、ウジの成長から解析を始め、また科研から手に入れた微物「虫の前脚や棘」によって推理を重ねていった。岩楯たちの捜査と赤堀の推理、二つの交わるところに被害者の残像が見え隠れする!

第一章 夏からの知らせ
第二章 刺青が招いた街
第三章 シングルマザーの決意表明
第四章 水底の毛虫たち
第五章 O型の幸運


川瀬 七緒[カワセ ナナオ]
著・文・その他

内容説明

水死体の第一発見者は、法医昆虫学者の赤堀涼子本人。東京湾の荒川河口で彼女が見つけた遺体は、虫や動物による損傷が激しく、身元特定は困難を極めた。解剖医と鑑識は、絞殺後に川に捨てられたものと推定するが、赤堀は全く別の見解を打ち出す。付着したウジと微物から割り出した、思いもよらぬ真相とは?

著者等紹介

川瀬七緒[カワセナナオ]
1970年、福島県生まれ。文化服装学院服装科・デザイン専攻科卒。服飾デザイン会社に就職し、子供服デザイナーに。デザインのかたわら2007年から小説の創作活動に入り、2011年、『よろずのことに気をつけよ』(講談社文庫)で第57回江戸川乱歩賞を受賞して作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

143
このシリーズ3作目です。主人公が知り合いの人物と川の浄化のために川で仕事をしていると、そのようなところにはいないハエを2種類みつけて、川の中州で死体も発見します。そこから死者の死の原因をめぐっての医者とのやり取りなどがあります。また海にもぐってウミケムシなどという不気味な生物や大きな蝦蛄などが出てきたり、あるいは刑事が海に流されたりと大変なめに会います。今回はあまり虫がぞろぞろという感じではない話でした。2018/10/03

ゆいまある

140
法医昆虫学シリーズ3作目。どんどん面白くなってる!扼殺だと思われた遺体の肺だけでなく循環器系からも珪藻が出てきた。溺死の所見であり、ここに目をつけて進めるのは流石。ウジの成長速度や、気管支内の昆虫などの話もテンション上がる。主役の昆虫学者赤堀のキャラも更にパワーアップ。ダイビングのシーンではドライ着ろ!ダイコン付けろ!マスクは最後!って思ったけど、まあまあよく調べてます。相変わらず何故か医者は感じ悪い。刺青の話も多いけど、最近は和彫りでも金属含まないのが主流で、蛍光塗料は珍しい。そんな所も楽しめました。2019/04/11

yu

92
Kindleにて読了。シリーズ連続読破。タイトルがうまい。なるほどね。それにしても、人の弱みにうまく付け入る人間って、現実世界にも多いだろうと感じる一冊だった。2019/09/01

sin

89
主人公のキャラクターが面白いし、その根底にある生態系に寄せる一本筋が通った考え方に惹かれもします。さて今回は身元不明の水死体をめぐって、誰がいつどこでどうやって死に至ったかの捜査と推理が展開されて、グロテスクな犯行描写に頼らない本格ミステリーとなっていますが、主要人物が窮地に立たされるお約束の取って付けたような最後の盛り上がりは健在です。いや、でも面白い。2016/08/14

セウテス

84
【法医昆虫学捜査官シリーズ】第3弾。川の中洲で死体を発見したのは、なんと赤堀涼子本人であった。被害者の身元や死亡時期、死亡時の状況など、死体に付着していた虫の生態から明らかにしていく、このパターンは本当に興味深い。展開自体は、いつも通り難航するのだが、赤堀が虫から岩楯ら刑事が証言をたよりに、地道な捜査の末にやっと真相をつかむ、この瞬間が嬉しくなる。ミステリの謎としては、何処で亡くなったのかという割りと地味で珍しいものだが、その道筋が巧みである。キャラの造形もたいへん上手で、又会える事が嬉しくて仕方がない。2020/11/09

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