講談社文庫<br> 月と太陽

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講談社文庫
月と太陽

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  • サイズ 文庫判/ページ数 402p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062932363
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

きみは狙われ続ける。昔、手品師風の男に言われた女の足跡がノートPCから消えた(「瞬きよりも速く」)。未来を生きる僕らの物語!太平洋上の島に招待されてホラー作家はその双子と会った。皆既日食を見た後、弟のほうが言う。「ぼくらが世界を変えてやるよ」(「絆」)。きみは誰かの獲物になる――奇妙な男にかつて予言された女性からの連絡が絶えた。顔のわからない篤志家は敵だったのか(「瞬きよりも速く」)。圧倒的な想像力で未来の夢を描く傑作!

ホリデイズ
真夜中の通過
未来からの声

瞬きよりも速く


瀬名 秀明[セナ ヒデアキ]
著・文・その他

内容説明

太平洋上の島に招待されてホラー作家はその双子と会った。皆既日食を見た後、弟のほうが言う。「ぼくらが世界を変えてやるよ」(「絆」)。きみは誰かの獲物になる―奇妙な男にかつて予言された女性からの連絡が絶えた。顔のわからない篤志家は敵だったのか(「瞬きよりも速く」)。圧倒的な想像力で未来の夢を描く傑作!

著者等紹介

瀬名秀明[セナヒデアキ]
1968年静岡県生まれ。東北大学大学院薬学研究科博士課程修了。1995年『パラサイト・イヴ』(新潮文庫)で第2回日本ホラー小説大賞を受賞しデビュー。1998年『BRAIN VALLEY』(新潮文庫)で第19回日本SF大賞を受賞。幅広い分野の小説を発表する一方で、科学書、文芸評論の執筆、共著・監修にも精力的に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ソラ

26
短編集。前半の短編3つ、特に『ホリデイズ』の雰囲気が良かった。核として書かれたであろう『絆』は結局のところあまり理解できなかった…。読解力不足を痛感2015/11/04

yamakujira

5
飛行学校の教官を勤めるパイロットが語る「ホリデイズ」、故障した人工衛星を見守る「真夜中の通過」、タイムマシンをめぐる「未来からの声」は、どれも読みやすいけれど、SFなのに純文学っぽいテイストで物語はつまらない。次の「絆」は、デジタル化した社会を変革する異能のシャム双生児の成長を日食とからめて物語るSFで、数ページ読むだけで睡魔に襲われて苦労した。最後の「瞬きよりも速く」はサスペンスフルな雰囲気を生かせない結末にがっかり。あくまで好みだけれど、久しぶりに読んだ時間を悔いる読書だったなぁ。 (★☆☆☆☆)2021/07/04

anri0912

4
理系的な知識が全くないので、私には難解な小説でした。 内容は理解するのが難しかったのですが、雰囲気は好みで、訳もわからず何故かスラスラと読み進められました。 不思議な読了感。2018/12/11

Nabe

4
辻村深月さんの帯に惹かれて購入。5編の短編集。月と太陽という書名からわかるように空や宇宙がテーマかな。特に「絆」が印象的でした。今ある概念が近未来で発展した科学によって変わっている、変わっていくのは面白かった!2016/01/12

浅木原

4
ロマンチシズムと難解な専門知識。要するにいつもの瀬名秀明な短編集で、『エヴリブレス』なんかと同様、書こうとしてることが非常にロマンチックなテーマだっていうことはわかるんだけど、ディテールと構成のややこしさによってそれが「???」になってしまう。それはこっちのリテラシー不足と言われれば返す言葉はないんだけど、「瞬きよりも速く」の中に自虐ネタっぽいのがあるので本人も自覚してるのかしらん。飛行機に乗って空を飛ぶだけの話「ホリデイズ」が一番わかりやすくて良いけど、作中の〝震災〟はこれ結局叙述トリックだったの?2015/12/13

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