出版社内容情報
幕末を駆け抜けた高杉晋作の客気、時代を見る目、破天荒の行動力。晋作自身の目を通して描いた、俄然面白い新しい歴史小説がここに!高杉晋作が尊王倒幕の運動に奔命したのは、五年に過ぎない。五年の運動によって、盤石の徳川幕府はゆらぎ、倒壊は時間の問題となるに至った……。若すぎた死がさまざまな伝説を生んだ長州の英雄・高杉晋作。その五年の歳月、晋作の客気を描いた歴史小説。死が訪れる最後の最後まで、晋作は革命を決して諦めなかったのだ。その生には感動しかない。
7 登高四望
8 海濤の賦
9 髀肉の嘆
10 雲煙飛動
11 風塵の警
12 溝壑の死
あとがき
池宮 彰一郎[イケミヤ ショウイチロウ]
著・文・その他
内容説明
高杉晋作が「尊王倒幕の運動に奔命したのは五年に過ぎない。五年の運動によって、盤石の徳川幕府はゆらぎ、倒壊は時間の問題となるに至った」…若すぎた死がさまざまな伝説を生んだ。年歯二十三から二十八に至る晋作の客気を描いた歴史小説。死が訪れる最後の最後まで、晋作は革命を諦めなかったのだ。
著者等紹介
池宮彰一郎[イケミヤショウイチロウ]
1923年東京に生まれる。約3年間の陸軍経験をへて、シナリオを三村伸太郎に師事。シナリオの代表作に「十三人の刺客」「雲霧仁左衛門」などがある。’92年初めて執筆した時代小説『四十七人の刺客』で新田次郎文学賞、『島津奔る』で柴田錬三郎賞を受賞。2007年5月6日、83歳で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。