内容説明
半世紀前は「現人神」であり、天皇の名において第2次世界大戦は戦われ、多数の犠牲が払われた。新憲法はこの戦争責任を不問にして「象徴天皇制」を確立した。今後の天皇制のあり方の検討のため、歴史的推移をふまえた材料を提供する。
目次
第1章 明治憲法下の天皇制
第2章 皇国史観と歴史教育
第3章 軍国主義時代の天皇制
第4章 国民主権下の天皇制
第5章 大衆社会と天皇制
第6章 日本誕生と古代天皇制
第7章 平安時代以後の天皇制
第8章 天皇崇拝と日本民族の特性
第9章 天皇と世界の君主
第10章 いま問われているもの