出版社内容情報
おっさんたちはタダモンじゃない! 地元の私設自警団を結成した「三匹」の元悪ガキたち、リターン! 大人気の痛快活劇小説第二弾 ふたたび「三匹」が帰ってきた! 剣道の達人キヨ、武闘派の柔道家シゲ、危ない頭脳派のノリ。還暦をむかえたかつての悪ガキ三人組で結成した、町内の私設自警団。「地域限定の正義の味方」は今宵も大活躍。
「うちのジーサンはタダモンじゃない」
キヨの嫁が巻き込まれた金銭トラブル、地元の本屋を狙う集団万引、生ゴミまき散らし犯は何と!……さらにはノリには見合い話が舞い込み、「偽三匹」まで現れた! 大学受験を目前にしたキヨの孫・祐希とノリの愛娘・早苗の恋の行方も気にかかる。「三匹のおっさん」ファミリーがさらに大活躍!
ドラマ化、映画化、舞台化でも話題の大人気シリーズ、第二弾!
有川 浩[アリカワ ヒロ]
著・文・その他
内容説明
「三匹」が帰ってきた!還暦をむかえたかつての悪ガキ三人組で結成した、「地域限定・正義の味方」は今宵も大活躍。「うちのジーサンはタダモンじゃない」―嫁が巻き込まれた金銭トラブル、地元の本屋を狙う集団万引、ノリには見合い話が舞い込み、「偽三匹」まで現れた!映像化も話題の人気シリーズ、第二弾!
著者等紹介
有川浩[アリカワヒロ]
高知県生まれ。2004年、『塩の街』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちょこまーぶる
92
前作に引き続き、痛快さにニンマリしながら楽しく読み終えた一冊でした。しかし、この作品では、前作で大活躍した則夫さんが、娘の良いお父さん役に徹している感があってエレクトリカルパレードを使って攻撃する場面が少なくて、ちょっぴり不満が残ったかな。でも、3人+孫1人の水戸黄門ご一行のような勧善懲悪しかも身分を明かさないで立ち去るというヒーローの存在が今のごちゃごちゃした問題の多い時代には必要なんだと思ってしまいますね。地域の事はそれぞれの地域で守り・解決していくという、ある意味地域福祉の理想かもしれませんね。2017/04/14
ユメ
75
悪意は確かに存在する。不法投棄に万引きに…きっと本の外の世界でも、同じようなことが日々起こっているはずだ。残念だけれど、そうした過ちを指摘されても開き直る人もいる。そういう光景を目にすることで、私たちの心は消耗していく。だから、おっさんたちの活躍には胸がすく。三匹とその周囲の関係が少しずつ歩み寄り、変化していくのを見て、人と人とのふれあいには、悪意からは決して生み出せない温もりがあると思える。一話目の貴子さんのお話が殊に好きだった。早苗ちゃんの手作りブラウニーがまるで時限爆弾のようになっていて微笑ましい。2016/03/20
まさきち
63
前作に比べ三匹の関わり方が薄めになるもやっぱりうんうんとうなずれる形での解決にすっかり魅了されてしまいました。2015/11/09
yomineko@ヴィタリにゃん
42
前作に引き続き、三匹のおっさん大活躍!偽三匹のおっさんが登場!祐希と早苗がどうなるか心配だったけど、、、大丈夫だった。このまま結婚まで行くかな?武道っていいですね。こんなおじいさん、いやおじさんならほんとに町にいてほしいです。第三弾出るかな?いや、もう出てる?2019/06/08
のぶのぶ
35
「暇潰しの夜回りは、ただの暇潰しだが常に何かと触れ合っている。触れ合った結果、少しだけ変わったものがいくつもある。」、まさにこの小説を表している。私自身にも触れ合った結果、少し変わったものがある。引きこもってはだめだし、動いてみないと変わらない。我が息子にも働きかけたから、よい関係になったものもあるし、人との繋がりが広がっている。今の若者は、ばかりでなく、今の年寄りは、どちらも分かるし、たがが外れてきたところもある。どちらかの世代に偏るのではなく、両側の視点で語られ、良さもある。動いて少しでもよくしたい‼2017/07/19