出版社内容情報
「俺たちをジジイと呼ぶな、おっさんと呼べ」還暦を迎えたキヨ、シゲ、ノリが結成した町内の私設自警団。大人気の痛快活劇シリーズ!「俺たちのことはジジイと呼ぶな。―おっさんと呼べ」。還暦を迎えた、かつての悪ガキ三人組、剣道の達人キヨ、武闘派の柔道家シゲ、危ない頭脳派ノリ。彼らが、町内の私設自警団を結成した。
「悪くない暇つぶしだな……」
ゆすりやたかりに悪徳詐欺、卑劣な動物虐待に極悪な痴漢……ご近所に潜む悪を、愛とパワーで三匹が斬る! その活躍に高校生であるキヨの孫・祐希とノリの愛娘・早苗も加わって、「三匹のおっさん」はパワーアップ。
ドラマ化、映画化、舞台化でも話題の、胸がすく痛快活劇小説、第一弾。
有川 浩[アリカワ ヒロ]
著・文・その他
内容説明
「俺たちのことはジジイと呼ぶな。おっさんと呼べ」。還暦を迎えた、かつての悪ガキ三人組、剣道の達人キヨ、武闘派の柔道家シゲ、危ない頭脳派ノリが、町内の私設自警団を結成。ゆすり・たかりに悪徳詐欺、卑劣な動物虐待に極悪な痴漢…ご近所に潜む悪を、愛とパワーで斬る!胸がすく痛快活劇小説、第一弾。
著者等紹介
有川浩[アリカワヒロ]
高知県生まれ。2004年、『塩の街』でデビュー。映像化された作品も多い一方、俳優・阿部丈二氏と演劇ユニット“スカイロケット”を結成、演劇界へも挑戦の幅を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユメ
71
再読。最近季節の狭間で疲れ気味の私は、読書を思うように進められないこともままあった。そんなモヤモヤを、ひさしぶりに再会した三匹のおっさんたちは豪快に吹き飛ばし、分厚い本をぐいぐいと読ませてくれた。有川さんの筆からみなぎるパワーに敬服。痴漢に催眠商法に…ややもすれば陰鬱になりがちなテーマをこうも明るく読ませるのは、おっさんたちの痛快なキャラがあってこそだと思う。私は中でもノリが好きだ。早苗と祐希が胸きゅんシーンを繰り広げている後ろで、娘のことになると目の色変わる彼がジタバタしている、この落差が可笑しくて。2016/03/17
たか
33
このタイトルを見て、勝手に『それいけズッコケ3人組』のパロディと思い込んでいたが、実は『三匹が斬る!』のパロディらしい。道理で時代劇の匂いがするはずだ。勧善懲悪の世界で安心感がある。B評価2017/11/13
baboocon
25
文春文庫→新潮文庫と読んできて、最後の講談社文庫版を読了。内容は同一なのでストーリーは頭に入っているが、還暦を迎えた三匹の悪ガキ改めおっさん達の活躍は何度読んでも痛快。街のそこかしこに蠢く悪党と対峙しても動じない胆力を持ち、暴力を振るう輩でも知能犯でもやり込めてしまう。こんな年のとり方をしたいものだ(前にも同じ事を書いた気がするけれど)。2021/11/29
Yobata
25
立ち読み,再読。新潮,文春ときて講談社文庫での発刊。なぜに三社?変化あるかなと立ち読みしたけど、解説含めて同じだよねw還暦を迎えたキヨ,シゲ,ノリの三匹が私設自警団を結成し、悪を斬る勧善懲悪もの。有川作品なのでキャラが立ってるよね。剣道,柔道,メカと各々が特技を生かして悪を切り裂くのは痛快。爺さんならでは含蓄のある言葉も頑固さが薄れた現代社会に忘れたものを思い出させるようで良い。シゲ嫁が引っかかった初恋詐欺はやはりギリギリアウトでしょw?まぁ最終的には何事もなく落ち着いて良かったけどw2015/10/14
さっとん
24
☆4.52022/08/20