講談社文庫<br> 実現可能な五つの方法 琉球独立宣言

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講談社文庫
実現可能な五つの方法 琉球独立宣言

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  • サイズ 文庫判/ページ数 278p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062931960
  • NDC分類 312.199
  • Cコード C0195

出版社内容情報

なぜ今、独立なのか? 辺野古新基地建設で政府と対立する沖縄。その歴史と民族、文化的背景から、独立すべき理由、方法、未来を語るなぜ今、独立なのか? 現在、辺野古新基地建設で政府と対立を深める沖縄。戦後70年、“本土復帰”から43年経った今も、在日米軍基地の74%が集中する現実。沖縄において“戦争”は決して終わっていない。その現状、政府による差別の歴史、琉球国の歴史や民族独立運動、世界の独立運動などをふまえ、琉球人学者が独立の具体的な方法とその未来図を提案する。決して絵空事ではない、実現可能な政治的・経済的道筋が示される。

はじめに
第1章 もう独立しかない!
第2章 どのように独立するのか
第3章 そもそも琉球の歴史とは
第4章 独立したらどうなる?
第5章 琉球独立宣言
おわりに


松島 泰勝[マツシマ ヤスカツ]
著・文・その他

内容説明

辺野古新基地建設で政府と対立を深める沖縄。戦後七〇年が経過してもなお、在日米軍基地の七割以上が集中している。沖縄の“戦争”を終わらせるためには、もはや「独立」しかない―。琉球国の歴史、内外の民族独立運動、未来への展望などをふまえ、琉球人学者が実現可能な独立の方法を説く。

目次

第1章 もう独立しかない!(なぜ米軍基地ができたのか;なぜ独立しなければならないのか;独立したら中国は琉球を侵略するのか?;琉球人と日本人とは異なる民族!;独立運動は世界の潮流)
第2章 どのように独立するのか(琉球の民族独立運動;非暴力による独立運動;法と人の合意による独立;世界の小国から学ぶ)
第3章 そもそも琉球の歴史とは(琉球国を否定する日本政府;瀬長亀次郎と米軍統治時代;照屋敏子の琉球独立論)
第4章 独立したらどうなる?(島嶼国、小国であっても発展できるのか;独立後の琉球経済;非武装中立の連邦共和国へ;パラオ共和国から学ぶ)
第5章 琉球独立宣言

著者等紹介

松島泰勝[マツシマヤスカツ]
1963年沖縄県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、早稲田大学大学院博士課程単位取得。博士(経済学)。専門は島嶼経済。在ハガッニャ(グアム)日本国総領事館、在パラオ日本国大使館の専門調査員、東海大学海洋学部助教授等を経て、現在、龍谷大学経済学部教授。2007年「NPO法人ゆいまーる琉球の自治」を立ち上げ代表に。’13年「琉球民族独立総合研究学会」の設立メンバーとして共同代表に就任。現在も国内外で多くの講演や交流、活動を精力的に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

プレイン

13
沖縄には真剣に日本からの独立を考えている人達がいることは知っていたが、著者もその一人。琉球国はずっと過去から独立国であり、日本が統治していた時代は1879年から1945年、1972年から現在までのわずか109年しかない。島津藩に侵略されていた時期はあるが琉球王国として江戸幕府から支配はされていなかった。明治政府が琉球処分により日本に併合されてしまう。日本政府は未だに琉球王国が国として独立していたという事実さえ認めようとしない。沖縄の人の基地反対は原点はこのあたりに根深くあるのだろうと感じる。2015/09/27

CCC

8
独立が必要とされる理由についてはいい。ただ実現可能な方法については説得力が足りない。考えられる問題に対し、理想的な展開を思い描くばかりで終わっている。しかし現実そう甘い話ばかりじゃないだろうと、読んだ人の大半は思うのではないだろうか。ネガティブな要素から全力で目を背けている感じがする。それでも現状よりはマシだというなら分かるが、そういう論調でもないし。2018/07/14

K.C.

3
佐藤優さんの本で取り上げられた一冊。前半では、これまで日本が琉球を虐げてきた歴史を丹念に検証している。後半ではタイトルのとおりであるが、実現可能かといわれると、多少の論理の飛躍や「夢」を含んでいると感じるし、何より、(強制併合されたという思いもあるのだろうが、法治国家である以上、)日本国での手続がどうなるのかという点に 触れていないのはやや残念。クリミア併合的なことを考えているのかも知れないが。 自身は沖縄に縁もゆかりもないが、アイデンティティこそ何かを一つにするものであり、推移を見守りたい。2017/11/25

msugimo

3
勉強不足を承知で感想を書くが、歴史に同情するが、書いている内容はあまりにも身勝手。仮に日本に侵略されたのが正なのであれば、なぜ独立国が非武装なのか?侵略の経緯を反省しているのかな?2015/09/20

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