講談社文庫
欺きの家〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 385p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062931557
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

多くの謎を残し死んだ弟、美しい姉との恋。経営者一族の歴史と拡大してきた企業にからむ陰謀。含蓄に富んだミステリ読みのための快作一八歳の夏、地元企業でアルバイトをするケラウェイは創業家の姉弟と出会う。多くの謎を残して死んだ弟、美しい姉との運命の恋。その後も一族では不審な死が重なり、企業は拡大していく。裏切り者は誰なのか? 結末まで全貌が見えない洗練のプロット、豊かな含蓄がちりばめられたセリフ。ミステリ読みのための快作。

ロバート・ゴダード[ロバート ゴダード]
著・文・その他

北田 絵里子[キタダ エリコ]
翻訳

内容説明

一八歳の夏、地元企業でアルバイトをするケラウェイは創業家の姉弟と出会う。多くの謎を残して死んだ弟、美しい姉との運命の恋。その後も一族で不審な死が重なり、企業は拡大していく。裏切り者は誰なのか?結末まで全貌が見えない洗練のプロット、含蓄がちりばめられたセリフ。ミステリ読みのための快作。

著者等紹介

ゴダード,ロバート[ゴダード,ロバート] [Goddard,Robert]
1954年英国ハンプシャー生まれ。ケンブリッジ大学で歴史を学ぶ。公務員生活を経て、’86年のデビュー作『千尋の闇』が絶賛され、ベストセラー作家に。『隠し絵の囚人』(講談社文庫)でMWA賞ペーパーバック部門最優秀賞を受賞

北田絵里子[キタダエリコ]
1969年生まれ。関西学院大学文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のぶ

49
下巻に入り、腹黒そうなレン一族に謎の死が重なる。上巻で調査を命じられた社員、ケラウェイは下巻では探偵役であり狂言回し。途中からレン一族が自分には「犬神家の一族」に見えてきた。最後はちょっと意外な方向に着地して驚いたが、これがこのミステリーの締めかなとも思った。自分にとって以前にトラウマを持って臨んだゴダード作品だったが、堅苦しさや複雑化は随分ほぐれていて、読みやすく変わったなと思う部分もあったが、次回作を読むかどうかは出た時に考えたい。2016/01/11

わたなべよしお

27
ゴダード、復活ですね。蘇ったようです。これぐらいのものを書いてくれるのなら、これからも読み続けたいです。勿論、すべてが謎がすっきりと明らかになるわけではないし、ハッピーエンドが待っているわけでもない。そこがまた「人生」をも感じさせて良かった。2015/09/23

りつこ

26
相変わらず翻弄されっぱなしの主人公。私でさえ分かるのになぜ君は気づかないのだ?!とイライラしながらも結構楽しく読めたのはジョナサンってほんとにいい人なんだよね…。出し抜かれっぱなしだけどちゃんと筋は通すし人を裏切らない。想像通りの真相だったけど最後はちょっと意外でヤラれた!って感じ。面白かった。2015/10/22

barabara

18
いや、もう最高だった!なんていうか、高まる緊張につれBGMも少しずつ大きくなる感じ、BBCドラマ的な感じ!一昔前の素敵なナポリの非日常さが美しさと相まって、迫力あるサスペンス、人間ドラマとして私に迫り来て…ある場面なんかドキドキしてたまらんかった!おすすめ!2015/08/17

stobe1904

12
下巻に入り、レン一族の過去の事件と企業買収を重ねてきた経緯が徐々に交錯しながらエンディングに進んでいく。久しぶりのゴダードだったが、完全ではないが、初期の緻密なストーリー構成による物語としての面白さ、圧倒感が戻ってきたような感じがした。最後の落とし方も秀逸。最近の作品に不満を持っているゴダードファンにもお勧めできる出来栄えだと思う。★★★★☆2016/05/22

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