講談社学術文庫<br> 平家物語〈4〉全訳注 (新版)

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講談社学術文庫
平家物語〈4〉全訳注 (新版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 808p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062924238
  • NDC分類 913.434
  • Cコード C0193

出版社内容情報

かつて刊行された講談社学術文庫『平家物語』全12巻を4冊にまとめ、新版として刊行。本作で堂々完結。12世紀末、日本が古代から中世へと大きく転換した時代に頭角を現した平家は、たちまちに権力の座に就くものの永く維持できず、東国の源氏勢によって急速に滅ぼされる。この平家一門の栄華と滅亡を軸に、歴史過程を物語ったのがこの『平家物語』である。
「おごれる人も久しからず」――討たれた平家一族の首は都に曝され、捕虜となった重衡は六条を引き回される。平家の没落は、誰の目にも明らかだった。三種の神器を持ったまま敗走を続ける平家と、追う源氏、壇の浦でついに最後の戦いが始まる――。
凄絶、悲壮を極める物語のなか、「那須与一」など挿話も充実。疾風怒濤の歴史をたどる『平家物語』は、日本史上もっともあざやかな転換期の全容を語る叙事詩であり、民族的遺産といえるものである。
かつて刊行された講談社学術文庫『平家物語』全12巻を4冊にまとめ、新版として刊行。年表、地図、系図を併録し、堂々の完結。

凡例
巻第十
首渡/内裏女房/八島院宣/請文/戒文/海道下/千手前/横笛/高野巻/維盛出家/熊野参詣/維盛入水/三日平氏/藤戸/大嘗会之沙汰
巻第十一
逆櫓/勝浦付大坂越/嗣信最期/那須与一/弓流/志度合戦/鶏合壇浦合戦/遠矢/先帝身投/能登殿最期/内侍所都入/剣/一門大路渡/鏡/文之沙汰/副将被斬/腰越/大臣殿被斬/重衡被斬
巻第十二
大地震/紺掻之沙汰/平大納言被流/土佐房被斬/判官都落/吉田大納言之沙汰/六代/泊瀬六代/六代被斬
灌頂巻
女院出家/大原入/大原御幸/六道之沙汰/女院死去
地図・系図・年表・解説


杉本 圭三郎[スギモト ケイザブロウ]
翻訳

内容説明

平家一族は多く生首となって都に還り、囚われの身の重衡は六条を引き回される。屋島を義経に襲われ、敗走する平家に従う者などもはやない。壇の浦で二位殿は安徳帝を抱えて身を投げ、ついに平家は歴史から退場。しかし滅びてなお平家の怨霊に都の人々は怯え―そして建礼門院の余生語りが、この一大軍記物を静かに締める。地図・系図・年表付き。

著者等紹介

杉本圭三郎[スギモトケイザブロウ]
1927‐2015。国文学者。法政大学大学院日本文学専攻(修士)卒業。法政大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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やいっち

61
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理(ことわり)をあらはす。平家物語の冒頭の一節。いつから読み出したか思い出せない。一巻読了しては町へ次巻を買いに行く。その繰り返し。長大な物語だけに、我輩も牛歩。それでも最後はせっかちな性分の我輩、松明を頭に括り着けた狂牛の如、駈け足で読むように。2019/12/06

優希

48
完結篇になります。壇ノ浦の戦いがメインになっているのでしょうか。自らを守れなくなると命を落とすのは、あまりにも命を軽く見ていないかと苦しくなります。栄枯盛衰の理は悲哀に満ちたものでした。2023/04/22

Tai

16
平重衡は奈良・東大寺、興福寺を焼き払ったことを法然に懺悔する。念仏を唱えれば救われる、諦めるなと。最期は南都に引き渡され斬首。壇ノ浦で平氏は敗れ、一族は子供まで囚われ河原で斬られ続ける。妻たちは尼になるも死ぬまで絶望の日々。男も女も涙に袖を濡らしてばかり。義経の描写は頼朝と袂を別つ決心をするところまで。平家、敗者の絶望と無常が徹底して描かれ、嫡流はここで終わる。覚一本と一方流の語り本は、建礼門院の六道に重ねた生涯と最期を描く灌頂巻が続く。「岩根ふみたれかはとはんならの葉のそよぐはしかのわたるなりけり」2021/03/04

spica015

6
初めに「盛者必衰の理をあらはす」とあり、驕る平家の姿を見てきたのに、いざ平家の没落してゆく様を目の当たりにすると、なんとも理不尽で物悲しいことか。特に先帝・能宗・六代ら年少者が死に直面するシーンは心に迫るものがあり、涙なしには語れない。勝者の源氏ではなく、根絶やしにされる平家、追手だったはずが追われる身となった義経など敗者の方に肩入れしてしまうのは、そこに滅びの美が描かれているからだ。史実を基にしつつ脚色を加えることにより、物語としての完成度が極限にまで高められている。これは日本の物語文学の最高峰だ。2019/01/11

眉毛ごもら

2
完結。維盛の入水やら屋島の戦い壇ノ浦で平家が滅び、残った一門の公卿や子供たちが殺され建礼門院が大原で隠棲往生したそんな最終巻。初巻の華やかな公達たちが戦に身を投じ討ち死に入水していくのが栄枯盛衰を表していてとても悲しい、壇ノ浦安徳帝と二位の尼の入水のところは辛い。そして生き残ってしまった建礼門院の辛さは更なり。生き残ってた人たちも斬刑、子どもたちすらも殺される戦争って嫌だなぁと思ってしまうのである。頼朝が助命されて平家を滅ぼしたのでそこらへん苛烈になるしかなかったのかなと。アニメと同時で見れてよかった。2022/04/08

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