講談社学術文庫<br> 平家物語 全訳注〈2〉 (新版)

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講談社学術文庫
平家物語 全訳注〈2〉 (新版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 688p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062924214
  • NDC分類 913.434
  • Cコード C0193

出版社内容情報

かつて刊行された講談社学術文庫『平家物語』全12巻を4冊にまとめ、新版として刊行。第二巻は巻第四から第六までを収録。12世紀末、日本が古代から中世へと大きく転換した時代に頭角を現した平家は、たちまちに権力の座に就くものの永く維持できず、東国の源氏勢によって急速に滅ぼされる。この平家一門の栄華と滅亡を軸に、歴史過程を物語ったのがこの『平家物語』である。
「おごれる人も久しからず」――権力を握った平清盛の専横は、平氏一門の運命を栄華の座から滅亡へと転回させる。東国の源氏がついに決起し、清盛は福原への遷都を断行。そして頼朝を追討せんと富士川に赴くも、あろうことか敵前逃亡。ついで木曾義仲も挙兵し、平家に危機が迫る。そして清盛は、自らの体で湯が沸くほどの熱を発して、ついに――。
疾風怒濤の歴史をたどる『平家物語』は、日本史上もっともあざやかな転換期の全容を語る叙事詩であり、民族的遺産といえるものである。
かつて刊行された講談社学術文庫『平家物語』全12巻を4冊にまとめ、新版として刊行。第二巻は巻第四から第六までを収録。

凡例
巻第四
厳島御幸/還御/源氏揃/鼬之沙汰/信蓮/競/山門牒状/南都牒状/永僉議/大衆揃/橋合戦/宮御最後/若宮出家/通乗之沙汰/ぬえ(鳥に空)/三井寺炎上
巻第五
都遷/月見/物怪之沙汰/早馬/朝敵揃/咸陽宮/文覚荒行/勧進帳/文覚被流/福原院宣/富士川/五節之沙汰/都帰/奈良炎上
巻第六
新院崩御/紅葉/葵前/小督/廻文/飛脚到来/入道死去/築島/慈心房/祇園女御/嗄声/横田河原合戦


杉本 圭三郎[スギモト ケイザブロウ]
翻訳

内容説明

清盛の暴悪を戒めねば―平家討伐の気運は高まっていた。以仁王の謀反は露顕し、宇治橋合戦で討ち取るも、東国で源頼朝が挙兵。富士川の追討は不首尾に終わり、さらに北国の木曾義仲も挙兵、悪行極まる平家にも不吉な影が寄る。炎上する寺院、凶兆に祟られる新都、そして熱病に倒れる清盛。世も末の様相を呈す第四から第六までを収録。(全四巻)

目次

巻第4(厳島御幸;還御;源氏揃 ほか)
巻第5(都還;月見;物怪之沙汰 ほか)
巻第6(新院崩御;紅葉;葵前 ほか)

著者等紹介

杉本圭三郎[スギモトケイザブロウ]
1927‐2015。国文学者。法政大学大学院日本文学専攻(修士)卒業。法政大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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優希

44
平家滑落が見え始めましたが、まだ序盤と言って良いでしょう。清盛が熱病で倒れ、平家の行方に暗雲が立ち込めているように思えました。2023/04/22

やいっち

44
琵琶法師が語り聞かせる話で、一般にも分かるし、親しめるように書いてあることが本文で察せられる。今の我々には難解でも、当時の人々には聞きなれた言葉を敢えて使って、語調を整える。且つ、耳馴染みのエピソードを時間的な齟齬も気にせず、ドンドン採り入れ一層、楽しめるように工夫されている。吾輩のような素養のないものでも、本文を読んでいるだけで分かったような気になるから不思議である。感想など野暮だろう。楽しめばいいのだ。2019/09/12

Tai

16
月見、新都の福原に移った人々は月を見るために様々な月の名所に赴く。遷都を批判しつつ、朝敵は必ず滅びるという観念が体制を維持してきたとし、頼朝は院宣を受け官軍に。伊豆に流され頼朝の背中を押す尋常でない僧、文覚。都では鵼も跋扈し、相国入道の小督への仕打ちは相変わらず非道、やがて炎も迸るほどの高熱で死去。浜の砂(まさご)にたはぶれつつ、むなしき土とぞなり給ふ。 東、北、西で源氏が蜂起した中、平家はなお昇進し、徳子は建礼門院に。滅びに向かってまっしぐら。2021/01/27

spica015

5
正に世も末、虚しさが付きまとう。以仁王の謀反、頼朝の挙兵と平家討伐のムードに包まれる中、熱病により病死する清盛。歴史的事実ではあるが、この清盛が退場するタイミングと理由がなんとも皮肉。中国故事や和歌を引用しつつ、戦や悲恋の場面が描かれ、文学性の高さが表れている。「物怪之沙汰」「奈良炎上」に世の混迷ぶりがよく出ている。福原遷都はやはり失敗だったか。それにしても権力を奪われ、捕らわれ、早死にする天皇家の人々の不憫さよ…。2018/04/03

眉毛ごもら

3
厳島行幸から横田河原合戦まで。以仁王挙兵、頼朝蜂起、富士川合戦、奈良の焼き討ち、高倉院・清盛の死去と盛り沢山である。刀好きには以仁王の挙兵後に源頼政の鵺の話で獅子王が出てくるのがポイント。華やかで横暴だった平家一門に反乱する動きが出てきてそれを防ぎきれなくなってきたのが破滅フラグの萌芽か。園城寺と奈良の炎上が仏罰としてダイレクトに清盛死去に結び付けられ熱病で苦しんで死ぬという物語上の構成となっている。その中で頼朝の首を供えろという清盛の強さを最期まで見せつけてくるのは圧巻。以降辛い展開多いので覚悟しよ。2022/03/21

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