講談社学術文庫<br> 逸翁自叙伝―阪急創業者・小林一三の回想

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講談社学術文庫
逸翁自叙伝―阪急創業者・小林一三の回想

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062923613
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0195

出版社内容情報

沿線開発、宝塚少女歌劇、ターミナルデパート……。傘寿を迎えた希代のアイディア経営者が、みずからの軌跡を回想した自叙伝の傑作。阪急電鉄の創業者、宝塚少女歌劇の生みの親として知られる小林一三。甲州から東京に出、慶應義塾に学んだ若き日の小林は小説をものする文学青年でした。卒業後、三井銀行に入った彼は、仕事はするものの必ずしも評価はされず、放蕩に明け暮れる問題行員と目されていました。
日露戦争後、かつての上司で北浜銀行を設立した岩下清周から、設立予定の証券会社の支配人にならないかとに誘われた小林は、このままウダツが上がらないよりはと、銀行を辞して妻子とともに大阪に赴任します。しかし証券会社設立の話は立ち消えてしまい、妻子を抱えてたちまち生活に窮してしまいます。
このとき、小林は箕面有馬電気鉄道設立というの話を聞きつけます。電鉄事業に将来性を見た彼は、岩下を説得し北浜銀行に株式を引き受けさせることに成功。「箕面有馬電気軌道」と社名を改めて専務に就任。ここから大きく運命が拓けてきます。
顧客は創造するものと考えた小林は、線路敷設予定の沿線の土地を買収し、郊外に宅地造成開発をおこない、割賦で分譲を開始します。さらには遊園地や劇場をつくることによって行楽客をつくりだし、ターミナルデパートという誰も考えつかなかったものを産み出します。本書は傘寿を迎えた希代のアイディア経営者が、週刊誌の求めに応じて往時を回想した自叙伝の傑作です。

第一章 初めて海を見た時代
第二章 二十代
第三章 その頃の大阪
第四章 その頃の名古屋
第五章 その頃の大阪(再び)
第六章 その頃の三井銀行
第七章 大阪町人として
1 株式惨落にて浪人する
2 阪鶴鉄道に拾われて
3 大胆なる契約書
4 箕面電車の設立
5 箕面電車の開業
6 動物園の失敗
7 松風閣の思い出
8 破天荒の社債
9 疑獄事件の真相
10 宝塚新温泉の計画
11 宝塚歌劇団の誕生
12 北浜銀行事件
13 大阪新報との関係
14 一難去ってまた一難
15 憂鬱の時代
16 阪神電車との合併談
第八章 結 び


小林 一三[コバヤシ イチゾウ]
著・文・その他

内容説明

顧客とは創造するものなり。電鉄事業に将来性を見た男はいかなる手を打ったのか。沿線の土地買収、郊外宅地の開発と分譲、少女歌劇…。誰も考えつかなかった生活様式を生み出した彼も、若き日は仕事はしても評価はされず、放蕩に明け暮れる問題銀行員と目されていた。大正・昭和を代表する希代のアイデア経営者による自伝の傑作。

目次

第1章 初めて海を見た時代
第2章 二十代
第3章 その項の大阪
第4章 その項の名古屋
第5章 その項の大阪(再び)
第6章 その項の三井銀行
第7章 大阪町人として
第8章 結び

著者等紹介

小林一三[コバヤシイチゾウ]
明治~昭和期の実業家、政治家(1873~1957)。山梨県巨摩郡河原部村(現・韮崎市)に生まれる。慶応義塾卒業後、三井銀行入社。箕面有馬電気軌道(現・阪急電鉄)創立に参加して専務、のち社長。宝塚少女歌劇、東宝映画などを創設。第2次近衛内閣の商工相、幣原内閣の国務相、戦災復興院総裁を歴任。戦後、公職追放解除後に東宝社長。逸翁は号(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Tadashi_N

24
ここぞという時に全力を尽くし、流れを見極めることができる人が成功する。2016/12/20

ふね

10
#50 ★★★ 阪急グループの創始者、小林一三の自伝。大阪に来たからには知っておこうと思い読んだ。小林翁の生い立ちから阪急を興し、拡大させていく様が追えてよかった。慶應義塾の先輩とは知らなかったし、宝塚歌劇団への思いも知れた。また、私の好きな「お金がないから何もできないという人は、お金があっても何もできない」という名言への理解が少し深まった気がする。(阪急黎明期の資金繰りには相当苦労したようだ)。もっとこの人のことを知りたいと思えた一冊。2017/12/10

筑紫の國造

7
阪急創業者、小林一三の自伝。解説まで読むとよくわかるが、小林が作り上げたのは一私企業ではなかった。鉄道沿線に住む人々の生活様式や文化と言う、「日本の中流文化」そのものを作り上げた。現在鉄道会社がやってることは大体小林が始めたことだ。自伝を読むとわかるが、あえて時代を先取りしたと言うより、自然とそう言うアイデアが湧き出てくる人だったのだろう。ただ、自伝は小林の人生の半ばで終わっており、阪急百貨店や東京進出、大臣としての失敗などは書かれていない。その点はとても残念。2019/12/25

siomin

1
阪急電鉄の創立者で発展させた小林一三の回想録。自叙伝というよりは,思い出を語っている感じがします。阪急を発展させるまでには紆余曲折や失敗がたくさんあるし,現在は阪急は阪神を買収したけど,それ以前にも合併計画が何回もあったとは。小林一三は慶應義塾出身でその思い出話についても個人的には楽しめた。三田のあの狭いスペースに福沢諭吉が住んでいたし,寄宿舎もあったとは。2023/01/24

yyhhyy

1
本人が雑誌連載したもののまとめ。半分は三和銀行時代の窓際で優雅に暮らしていた話でビジネスの話は多くない。2020/01/02

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