出版社内容情報
加地 伸行[カジ ノブユキ]
著・文・その他
内容説明
時代を超えて読み継がれる『論語』。人間のありのままに見とおし、人間にとっての幸福とは何かという視点にもとづいて道徳を論じ、読む者の人生の指針となってきた、その叡智とは?同書から百二十余の章段を選んで体系化、解説と原文、現代語訳を配して、読み進めることで作品の理解が深まる実践的な『論語』入門。不朽の古典のエッセンスを読む!
目次
『論語』の名句
『論語』を読む楽しさ
自分の幸せだけでいいのか
他者の幸せを求めて
「学ぶ」とは何か
教養人と知識人と
人間を磨く
若者との対話
人生用心ノート
孔子像
愛と死と孝と
孔子の生涯とその時代と
著者等紹介
加地伸行[カジノブユキ]
1936年、大阪生まれ。京都大学文学部卒業。専攻は中国哲学史。大阪大学名誉教授、立命館大学フェロー。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ジュール
5
論語は古今、色々な人が注釈していて奥が深い。 特にインド仏教が中国で儒教の影響を受けて変容したという話は面白かった。また一つ一つの言葉に味がある。2018/04/05
Hiroshi
3
「すらすら読める論語」と「鑑賞中国の古典 論語」の著者著作部分を併せ全面的に修補したもの。儒教を学ぶには、先ず「小学」を読み、それから四書(大学・論語・孟子・中庸)五経(易・詩・書・春秋・礼記)を読む。その四書の中の論語。聖人孔子ではなく、1人の人間孔子として見ていく。著者が①論語の名句、②論語を読む楽しさ、③自分の幸せだけでいいのか、④他者の幸せを求めて、⑤学ぶとは何か、⑥教養人と知識人、⑦人間を磨く、⑧若者との対話、⑨人生用心ノート、⑩孔子像、⑪愛と死と孝と、に体系化し、孔子の生涯とその時代を纏める。2019/02/19
bandil
2
「漢文法基礎」の加地先生による「論語」ベスト的著作。論語をただ説明するだけではなく、中国、日本の論語研究者の異説も取り上げ論語の解釈の奥深さもつまびらかに教えてくれる。また、孔士の時代の考え方や文化に触れながらの解説は孔士を人間として浮かび上がらせてもくれる。「東北アジアに住む者として、論語読んでおこうかな」と思わせてくれる一冊。2019/06/30
ぱんくん
0
名著を読み返しました。2020/04/20
いにえスター
0
過ぎたるは猶及ばざるが如し2019/04/14
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