講談社学術文庫<br> カレーライスと日本人

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講談社学術文庫
カレーライスと日本人

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  • サイズ 文庫判/ページ数 264p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062923149
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0136

出版社内容情報

アジア全土を食べあるき、スパイスのルーツをイギリスに探り、明治文明開化以来の洋食史を渉猟した著者が、カレーの謎を探った名著。インドで生まれたカレーが、いまや日本の食卓の王座についている。日本人はなぜカレーが好きなのだろうか。われわれが食べているカレーはインドから輸入されたのか。アジア全土を食べあるき、スパイスのルーツをイギリスにさぐり、明治文明開化以来の洋食史を渉猟した著者が、「カレーとは何か」を丹念に探った名著。刊行後、『美味しんぼ』で詳しく紹介されるなど、日本の食文化論に大きな影響を与えた。著者による補筆を収録。

1――辛くないカレーと黄色くないカレー
2――インドでカレーを考えた
3――カレー粉誕生
4――日本カレー繁盛物語
5――日本人はなぜカレーが好きなのか
補遺―その後の「カレー考」


森枝 卓士[モリエダ タカシ]
著・文・その他

内容説明

インドで生まれたスパイス料理が我が国の国民食となった。日本人はなぜカレーが好きなのだろうか。アジア全土のスパイス料理を食べあるき、カレー粉のルーツをイギリスにさぐり、明治文明開化以来の洋食史の記録を渉猟した結果わかった驚きの事実とは―日本の食文化研究に大きな影響を与えた名著に、その刊行後判明した新事実を加筆した決定版!

目次

序 辛くないカレーと黄色くないカレー
2 インドでカレーを考えた
3 カレー粉誕生
4 日本カレー繁盛物語
5 日本人はなぜカレーが好きなのか
補遺―その後の「カレー考」

著者等紹介

森枝卓士[モリエダタカシ]
1955年、熊本県水俣市生まれ。国際基督教大学で文化人類学を学ぶ。写真家、ジャーナリスト。大正大学客員教授。早稲田大学などでも食文化を講じる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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へくとぱすかる

58
井上靖『しろばんば』の中で、曾祖父の2号さんだったお婆さんと、伊豆の実家の土蔵で生活する洪作少年(作者自身がモデル)が、得意なライスカレーを作ってもらうシーンがあるのだが、本書によれば、大正初めのこの時代、ようやく家庭料理としてのカレーが広まってきたらしい。とすると、このお婆さんは相当な新し物好きだったことになるだろう。文学とカレーというテーマで何か書けそう!?2016/05/28

壱萬参仟縁

49
1989年初出。日本でカレーとはカレー粉を使った料理、カレー粉で調味された料理の総称(26頁)。すり鉢文化圏:料理とはすり鉢ですりつぶすこと。アジア文化的共通項(45頁)。テンプラも寿司も外来食(179頁~)。日本料理とは幕末までの料理体系で、明治維新以後のは入らないという、よそもの意識がある構図(182頁)。豚肉入りカレーは大正時代に登場(192頁)。庶民の味に歴史あり。2016/02/26

James Hayashi

38
揺るぎない日本の代表的な国民食になったカレーライス。寿司、ラーメン、天ぷらなどもあるが、家で簡単に(本格的にも作れるが)早く美味しく作れる唯一な事も人気の要因だろう。また子供などが食べられる様に辛さを調節できるのも理由の一つであろう。カリフォルニアでもここ10年で何店もの日本のカレー専門店ができ人気を博している。日本のカレーのバックグランドを知れる雑学的な知識。2020/04/19

金吾

35
本家インドのカレーをはなれ日本独自のカレーとして発展していったのだなあと思います。著者のカレーを追求するための旅が面白かったです。2022/05/16

姉勤

34
すでに「国民食」と形容されて久しいカレーライス。カレーと云ってすぐイメージするジャガイモ・人参・タマネギといレギュラーが揃ったのはいつ頃か。インドにカレーのオリジンを訊ね、カレー風味のスパイスの混合体を各自が作る料理が、インドを征服した英国に渡り”カレー粉”が開発され、日本にカレー料理が伝わる。明治の食の欧化、軍隊の給食、震災や戦争を経て人心が変化し、現在のスタンダードに至った。現在のカレーは千変万化を見せ、日本文明そのものと見立てる。カレーから近現代世界史、文化人類学までつながるのは、さすが学術文庫。2015/10/30

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