講談社学術文庫<br> インフレとデフレ

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講談社学術文庫
インフレとデフレ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 278p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062921053
  • NDC分類 337.9
  • Cコード C0133

出版社内容情報

資本主義の宿痾であるインフレとデフレ。その発生因を解明し、二つの悪夢を飼い馴らす方法を考える、経済学の入門書にして提言の書。

資本主義の宿痾であるインフレとデフレ。その発生因を解明し、二つの悪夢を飼い馴らす方法を考える、経済学の入門書にして提言の書。


学術文庫版まえがき
序 インフレ・デフレは防げるか
第一章 ハイパーインフレと大不況
第二章 インフレとデフレの恐ろしさ
第三章 デフレはなぜ起きるか
第四章 インフレはなぜ起きるか(1)――その長期的側面
第五章 インフレとデフレの歴史
第六章 インフレはなぜ起きるか(2)――短期から長期へ
第七章 スタグフレーションの克服とディスインフレ…
第八章 コスト・プッシュインフレはなぜ起きるか…
第九章 インフレ・デフレをどう予防するか…
第十章 日本の長期デフレの分析とその克服
第十一章 補説
あとがき
学術文庫版あとがき

【著者紹介】
1942年、大阪府生まれ。1966年、東京大学経済学部卒業。1973年同大学大学院博士課程修了。1983年、上智大学教授。1998年、学習院大学経済学部教授。この間、1976年~1978年、カリフォルニア大学バークレイ校にて客員研究員。専門は金融・都市経済学。
○著書:
『金融入門 新版』(岩波新書 1999)、
『金融』(東洋経済新報社 2000)、
『ゼミナール ミクロ経済学入門』(日本経済新聞社1993年)、
『経済学を学ぶ』(ちくま新書 1994)、
『昭和恐慌の研究』(東洋経済新報社 2004)、
『基礎コース マクロ経済学 新版』(新世社 2005)、
『日本経済を学ぶ』(ちくま新書 2005)、
『世界同時不況 』(ちくま新書 2009)、
『国際金融入門 新版』(岩波新書 2009)、
『日本銀行は信用できるか』 (講談社現代新書 2009年)、
『初歩から学ぶ金融の仕組み』放送大学叢書(左右社 2010年)、
『デフレと超円高』(講談社現代新書 2011)
――など著書多数。

内容説明

世界恐慌、ドイツ・ハイパーインフレ、昭和恐慌、リーマン・ショック…。本書は歴史的検討に基づいて二つの悪夢、インフレとデフレの発生メカニズムを解明し、そのコントロール法を考える。インフレ目標政策とは何か?一九九〇年代以降の経済理論の新知見と長期化する日本デフレを踏まえて新章を書き下ろし。格好の経済学入門にして提言の書。

目次

序 インフレ・デフレを防げるか
第1章 ハイパーインフレと大不況
第2章 インフレとデフレの恐ろしさ
第3章 デフレはなぜ起きるか
第4章 インフレはなぜ起きるか(1)―その長期的側面
第5章 インフレとデフレの歴史
第6章 インフレはなぜ起きるか(2)―短期から長期へ
第7章 スタグフレーションの克服とディスインフレ
第8章 コスト・プッシュ・インフレはなぜ起きるか
第9章 インフレ・デフレをどう予防するか
第10章 インフレ目標政策と日本の長期デフレの克服

著者等紹介

岩田規久男[イワタキクオ]
1942年、大阪府生まれ。1966年、東京大学経済学部卒業。1973年同大学大学院博士課程修了。1983年、上智大学教授。1988年、学習院大学経済学部教授。この間、1976年~1978年、カリフォルニア大学バークレイ校にて客員研究員。専門は金融・都市経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

isao_key

6
先月まで日銀副総裁であった著者が1990年8月に刊行の本を2012年4月に文庫化した。データは文庫化に合わせて加筆、修正を加えている。結果的に副総裁任期中に物価上昇2%の実現、デフレからの脱却、先進国並みの最低賃金への引き上げ、契約社員の正規雇用化など、目に見える成果は出ていないので、本書も学者の書いた理想論と言える。特に「日本が高度成長を続けられた要因のうち最も重要なものの一つは、世界貿易の拡大であった」という。だが昨日読んだアトキンソンさんの本では人口の激増とそれにともなう内需の拡大だと分析している。2018/04/14

Saiid al-Halawi

3
きっと分かりやすい本なんだろうけど経済とかムズすぎワカンナイ><2014/10/05

中年サラリーマン

3
数式を使ってすごくわかりやすく書かれている。経済学関連の本で久々にヒットかな。ただ、何度か読み直さないと咀嚼しきれないので折を見て読み返そう。2012/07/23

y_u

2
日銀副総裁の岩田氏が上梓した「インフレとデフレ」に関する経済図書。日本を含む世界の経済史(1900年ころから)を踏まえて、物価の変動について理論的に説明している。特に、貨幣供給量とインフレ予想という観点から、現在の日本の物価状況と金融政策を説く。日本銀行は異次元の金融緩和を実行している中で、国債だけではなくETFなどのリスク資産を購入し、インフレ予想の引き上げに必死になっている。しかし、企業の経営者や雇用者は物価が上昇するとは思わず、賃上げの動きは鈍い。デフレからの脱却のチャンスはもう残り少ない。2017/12/31

おおしま

2
ニューケインジアンに全く言及がないし、ちょっと古い議論ですね。これが現代経済学のスタンダードではないと思います。2013/04/02

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