講談社学術文庫<br> 図説 金枝篇〈下〉

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講談社学術文庫
図説 金枝篇〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 344p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062920483
  • NDC分類 389
  • Cコード C0139

出版社内容情報

長い探究の旅の果てに待つ<神殺し>と<森の王>の秘密
祭司はなぜ殺されたのか? 「金枝」とは? 民俗と信仰をめぐる膨大な実例から古代人の思考を探る

「死にゆく神」と「森の王」をめぐる探究はいよいよ佳境へ。古代ギリシアからケルト、中東、インド、南北アメリカなど、各地の自然崇拝と呪術を分析し、未開社会に残された信仰とタブーの実例から、人類の思考の起源へと遡る。その後の人文学と文芸に多くの示唆を与えた「民俗資料の宝庫」にして、数々の賞讃と批判をあびた「世紀の名著」のエッセンス。

※本書は、東京書籍より刊行されている『図説 金枝篇』(1994年)を原本とし、文庫化にあたり上・下巻に分冊したものです。

第四部 アドニス
 第一章 アドニス神話
 第二章 シリアにおけるアドニス
 第三章 古今のアドニス
第五部 穀物霊
 第一章 デメテルとペルセポネ
 第二章 ヨーロッパその他における「穀物の母」と「穀物の娘」
 第三章 リテュエルセス
 第四章 神を食う儀式
第六部 身代わり
 第一章 災厄の転嫁
 第二章 身代わりについて
 第三章 古代における人間のいけにえ
 第四章 メキシコにおける神殺し
 第五章 サトゥルナリア祭とそれに類する農神祭
第七部 麗しき神バルデル
 第一章 天と地のあいだ
 第二章 バルデル神話
 第三章 ヨーロッパの火祭り
 第四章 火祭りの意味
 第五章 人間を焼き殺すこと
 第六章 夏至前夜に摘む魔法の花
 第七章 バルデルとヤドリギ
 第八章 体から離れた霊魂
 第九章 金枝
 第十章 ネミよさらば


ジェームズ.ジョージ・フレーザー[ジェームズ.ジョージ フレーザー]
著・文・その他

メアリー・ダグラス[メアリー ダグラス]
監修

サビーヌ・マコーマック[サビーヌ マコーマック]
編集

吉岡 晶子[ヨシオカ アキコ]
翻訳

内容説明

「死にゆく神」と「森の王」をめぐる探究はいよいよ佳境へ。古代ギリシアからケルト、中東、インド、南北アメリカなど、各地の自然崇拝と呪術を分析し、未開社会に残された信仰とタブーの実例から、人類の思考の起源へと遡る。その後の人文学と文芸に多くの示唆を与えた「民俗資料の宝庫」にして、数々の賞讃と批判をあびた「世紀の名著」のエッセンス。

目次

第4部 アドニス(アドニス神話;シリアにおけるアドニス ほか)
第5部 穀物霊(デメテルとペルセポネ;ヨーロッパその他における「穀物の母」と「穀物の娘」 ほか)
第6部 身代わり(災厄の転嫁;身代わりについて ほか)
第7部 麗しき神バルデル(天と地のあいだ;バルデル神話 ほか)

著者等紹介

フレーザー,J.G.[フレーザー,J.G.][Frazer,James George]
1854年、スコットランドに生まれ、グラスゴー大学、ケンブリッジ大学トリニティカレッジを卒業。1879年、ケンブリッジ大学特別研究員となる。リバプール大学教授としてイギリス最初の社会人類学の講座を担当し、1914年にサーの称号を得た。1941年没

ダグラス,M.[ダグラス,M.][Douglas,Mary]
1921年生まれ。イギリスの文化人類学者。オックスフォード大学卒。ロンドン大学教授、ノースウェスタン大学教授などを歴任。2007年没

マコーマック,S.[マコーマック,S.][MacCormack,Sabine G.]
フランクフルト生まれ。ゲーテ大学で近代史を学び、オックスフォード大学で博士号取得。ノートルダム大学教授。専門はラテン・アメリカや古代地中海の信仰、宗教儀礼など

吉岡晶子[ヨシオカアキコ]
1965年、東京外国語大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゲンショウ

52
図書館、惹かれ拝読。呪術…宗教…科学。人は所謂、線形的に進歩したとは思えない。深き暗き森に棲まう、嘗てのヨーロッパの人々…自然の理に翻弄され、その禍々しくも豊かな恵みに畏敬し、自らの王にこれを重ねる。そして、その王を犠牲に自身の糧を得る。数千年紀を経た現在。我々は、糧を得るに必要な犠牲を知らない…否、忘れている。私は、科学を信仰するものとして、今一度、自然と人の関係について、問い直すべきだと感じる…。一世紀前に著さられた本書…多くの賞賛と批判を受け、今。新たな発見を与えて呉れます。2014/03/16

拓也 ◆mOrYeBoQbw

21
文化人類学。下巻は「アドニス」「穀物霊」「身代わり」「北欧の神バルデル」。特に「アドニス」に関しては後のヨーロッパ文化、つまりキリスト教の影響も大きく非常に読み応えのあるものになっています。現代のSFやファンタジーを読むときにも役に立ちますが、「風の谷のナウシカ」「もののけ姫」と言ったアニメ作品も、この金枝篇の「王殺し」「死と大地の再生」を非常によく組み込んだ作品だというのがわかりますね。2017/04/17

いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】

20
**西洋民俗考古学・上下巻感想**西洋民俗ネタの小説読解の為読了。イタリアのミネの森の王は何故殺されるのか?著者はこの民俗学的謎を追い、四十年を費やして全十三巻の『金枝篇』を著した。その大著が非常に読み易く編集された本書。強力な読解資料になります。――本書は、著者がヨーロッパ中の民俗学の文献を分析し、"神とは何か?王とは何か?そして王はなぜ殺されなければならないのか?"をめぐる壮大な知の物語です。 ⇒続き2013/10/18

ミュポトワ@猫mode

10
図書館本。長かった金枝篇巡りもこれでやっと終わりました。この図説 金枝篇はわかりやすくまとめたことが売りの本ですが、全然わかりやすくないです。とっても読みにくいです。もともと金枝篇自体が、日本語訳を断念するほどに難解な本であるので、それをわかりやすくなんて無理な話なのですよ。っで、この本の後半、簡約本そのまんまです。これ、短くした意味なくね?仕事はきっちりしてもらいたいところですね。まぁ相手がこの本では無理ってもんですか…なにはともあれ、読みきったことがまずはうれしいです。再読はたぶん、しませんが・・・2018/07/30

HANA

8
世界中の民俗を蒐集した旅も、いよいよネミ湖畔へと帰るときが来た。後半は神殺し、身代わりから生け贄まで。読みながら、よくもまあこれほど世界中に類似した習俗が発生したものだと感心させられる。呪術から信仰、科学へと発展したという説はどうかと思うが、当時の社会環境を考えるとこれは仕方のないことなのかも知れない。2011/06/07

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