出版社内容情報
長い探究の旅の果てに待つ<神殺し>と<森の王>の秘密
祭司はなぜ殺されたのか? 「金枝」とは? 民俗と信仰をめぐる膨大な実例から古代人の思考を探る
「死にゆく神」と「森の王」をめぐる探究はいよいよ佳境へ。古代ギリシアからケルト、中東、インド、南北アメリカなど、各地の自然崇拝と呪術を分析し、未開社会に残された信仰とタブーの実例から、人類の思考の起源へと遡る。その後の人文学と文芸に多くの示唆を与えた「民俗資料の宝庫」にして、数々の賞讃と批判をあびた「世紀の名著」のエッセンス。
※本書は、東京書籍より刊行されている『図説 金枝篇』(1994年)を原本とし、文庫化にあたり上・下巻に分冊したものです。
第四部 アドニス
第一章 アドニス神話
第二章 シリアにおけるアドニス
第三章 古今のアドニス
第五部 穀物霊
第一章 デメテルとペルセポネ
第二章 ヨーロッパその他における「穀物の母」と「穀物の娘」
第三章 リテュエルセス
第四章 神を食う儀式
第六部 身代わり
第一章 災厄の転嫁
第二章 身代わりについて
第三章 古代における人間のいけにえ
第四章 メキシコにおける神殺し
第五章 サトゥルナリア祭とそれに類する農神祭
第七部 麗しき神バルデル
第一章 天と地のあいだ
第二章 バルデル神話
第三章 ヨーロッパの火祭り
第四章 火祭りの意味
第五章 人間を焼き殺すこと
第六章 夏至前夜に摘む魔法の花
第七章 バルデルとヤドリギ
第八章 体から離れた霊魂
第九章 金枝
第十章 ネミよさらば
ジェームズ.ジョージ・フレーザー[ジェームズ.ジョージ フレーザー]
著・文・その他
メアリー・ダグラス[メアリー ダグラス]
監修
サビーヌ・マコーマック[サビーヌ マコーマック]
編集
吉岡 晶子[ヨシオカ アキコ]
翻訳
内容説明
「死にゆく神」と「森の王」をめぐる探究はいよいよ佳境へ。古代ギリシアからケルト、中東、インド、南北アメリカなど、各地の自然崇拝と呪術を分析し、未開社会に残された信仰とタブーの実例から、人類の思考の起源へと遡る。その後の人文学と文芸に多くの示唆を与えた「民俗資料の宝庫」にして、数々の賞讃と批判をあびた「世紀の名著」のエッセンス。
目次
第4部 アドニス(アドニス神話;シリアにおけるアドニス ほか)
第5部 穀物霊(デメテルとペルセポネ;ヨーロッパその他における「穀物の母」と「穀物の娘」 ほか)
第6部 身代わり(災厄の転嫁;身代わりについて ほか)
第7部 麗しき神バルデル(天と地のあいだ;バルデル神話 ほか)
著者等紹介
フレーザー,J.G.[フレーザー,J.G.][Frazer,James George]
1854年、スコットランドに生まれ、グラスゴー大学、ケンブリッジ大学トリニティカレッジを卒業。1879年、ケンブリッジ大学特別研究員となる。リバプール大学教授としてイギリス最初の社会人類学の講座を担当し、1914年にサーの称号を得た。1941年没
ダグラス,M.[ダグラス,M.][Douglas,Mary]
1921年生まれ。イギリスの文化人類学者。オックスフォード大学卒。ロンドン大学教授、ノースウェスタン大学教授などを歴任。2007年没
マコーマック,S.[マコーマック,S.][MacCormack,Sabine G.]
フランクフルト生まれ。ゲーテ大学で近代史を学び、オックスフォード大学で博士号取得。ノートルダム大学教授。専門はラテン・アメリカや古代地中海の信仰、宗教儀礼など
吉岡晶子[ヨシオカアキコ]
1965年、東京外国語大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゲンショウ
拓也 ◆mOrYeBoQbw
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ミュポトワ@猫mode
HANA