講談社学術文庫<br> 武士の成長と院政―日本の歴史〈07〉

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講談社学術文庫
武士の成長と院政―日本の歴史〈07〉

  • 下向井 龍彦【著】
  • 価格 ¥1,463(本体¥1,330)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 392p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062919074
  • NDC分類 210.1
  • Cコード C0121

出版社内容情報

武士はいかに誕生し政権掌握へと至ったのか 地方で勃発する武装蜂起の鎮圧にあたる戦士身分として登場した武士。将門・純友の乱の実態とは? 源氏と平氏の台頭と院政の横行。中世日本への過渡期を読み直す

下向井 龍彦[シモムカイ タツヒコ]
著・文・その他

内容説明

律令国家から王朝国家への転換期、勃発する武装蜂起を鎮圧する中で、戦士という職能集団=「武士」が登場する。将門・純友の乱の実態とは?彼らを倒し中央の軍事的官職や受領を経験しながら、武家の棟梁へと成り上がる源氏と平氏。両者の拮抗を演出し、強権を揮う「院」たち。権力闘争の軍事的決着に関与し、国家権力を掌握するに至った武士こそが、中世社会を生む原動力だった。

目次

第1章 武士以前
第2章 武士たちの英雄時代
第3章 摂関期の武士と国家軍制
第4章 武家の棟梁の形成
第5章 激動の院政
第6章 武家政権に向かって

著者等紹介

下向井龍彦[シモムカイタツヒコ]
1952年生まれ。広島大学文学部卒業。同大学院修了。現在、広島大学大学院教育学研究科教授。専門は、奈良・平安時代の軍制・国制の研究、出身地呉市の地域史研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

129
武装蜂起を契機として各地で武士のもととなる集団が出てきます。そこで一番勢力を伸長させたのが平氏でそれと題名にある院政との絡みが詳しく語られています。平氏が滅び原じがぼうっこうするまではさまざまな小説などでも読んでいるので大筋はわかっているつもりですが、さすがにこの本はかなり詳しく書かれていて読みがいがありました。2017/04/22

coolflat

15
天慶の乱~平忠常の乱~前九年・後三年の役~保元・平治の乱~源平合戦まで。藤原摂関家と結びつくことで勢力を拡大した源氏と、天皇家と結びつくことで勢力を拡大した平氏。武士の権力拡大過程がわかる。116頁。蔵人、殿上人として内裏の奥深くで天皇を直接警護する源氏と、検非違使として京内犯罪を取り締まる平氏とでは、宮廷社会における家格の差は歴然としていた。家格の差は摂関家との主従関係の親密さとも密接に結びついていた。摂関期、表舞台に立っていた源氏の陰で雌伏していた平氏は、やがて院権力を結合して源氏を凌ぐようになる。2020/11/10

かんがく

12
現代的な用語の多用に最初は面食らった。律令国家の支配が乱れる中、自らの所領を守るために武士が登場したという従来のストーリーを否定。王朝国家における官職や追捕使に着目する。平将門の乱、後三年の役、保元の乱など概要しか知らない事件について詳しくしれてよかった。2018/12/11

moonanddai

9
なんというかこれまでの教科書的な理解としては、「荘園の増加に伴って、それに寄生する貴族の「国風文化」的存在の反面、地方の治安は乱れ、それに対応するため武士が生まれた」といったものでしたが、少し違うようです。貴族が宮廷行事と権力闘争に明け暮れていたことは間違いなさそうですが、地方では荘園が公領をどんどん蚕食していったというより、「両立」が図られたようです。つまりどちらも国家財政の一部。この両者の所有権を峻別するため、公領と荘園双方で武力を必要とした…。その他、面白く読んだのですが、基本はこんな感じでしょう。2020/03/01

skunk_c

9
古代から中世への移行期について、王朝国家、軍制、荘園公領制などをキーワードにして詳説している。面白かったのは、9世紀あたりでは東北の蝦夷達が俘囚となると、それを国司が養って、いざというときの鎮圧軍事力として用いていたこと。自分たちの生活を支えてくれる唯一の存在が国司で、蔑みの眼で見られながら、その命にしたがっていたという。また、東国の源氏と、西国を基盤とした平氏では、過去の追討軍事行動で養った絆が違い、それが最終的に雌雄を決したという論はその後の鎌倉幕府のあり方とつなげて考えると興味深い。2015/06/02

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