出版社内容情報
人生100年時代は病気リスクが長期化する。医者を信じていいの? お金の問題は? 治療の受け方で大格差になる時代の患者学入門! ドラッカーがもし、あなたの主治医、担当看護師だったら?
一方で診察ミスや医療不信、もう一方でモンスターペイシェントの問題と、医療現場において、患者と医療者の関係は悪くなり続けています。しかし、今や人生100年時代。老後が長くなれば、それだけ病院・医療者との接点が増えていくのは必定。生活習慣病を中心に、予防から長期的な加療まで、「クスリ漬け」や「安易な手術」に走らずに成果を出せるようにならなければ、やがて、医療費・患者の増大で行きづまり、患者のクオリティ・オブ・ライフ(人生の質、生活の質)も大きく低下します。
そこで本書では、医療経済学者、MBAでもある医学博士・真野俊樹氏が、医療関係者・患者双方の目線に立って、「世界一」である日本の医療の力を活用し、発揮するための方法を説き明かします。カギを握るのは、「患者中心のチーム医療」の確立であり、そのためのヒントがマネジメントの大家・ドラッカーの教えにあります。
ビジネスマンに愛読されるドラッカーの著作の数々、その思想や指針には、そのまま医療や治療の現場に活用できるものがたっぷり。なぜなら、ドラッカーの親族には医療にかかわる人が多く、彼自身のバックグラウンドには、そのまま医療現場に役立つ発想がふんだんにあったからなのです。物語を通して読むうちに、ドラッカーの方法論を実際の医療・治療の現場に適用していくポイントが見えてくる。高血圧・糖尿病・脂質異常症からがんまで、迷える生活習慣病予備軍および長期治療者の福音となる1冊です。
第1章 病気をマネジメントする
第2章 患者がイノベーションを起こす
第3章 もしドラッカーが病院の医師だったら
第4章 なぜ今、「ドラッカー患者学」なのか
真野 俊樹[マノ トシキ]
著・文・その他
内容説明
医者を信じていいの?治療の選び方は?お金の大問題は?人生100年時代は、病気のリスクが長期化する!「治療格差」を乗り越えるヒントはすべてドラッカーが教えてくれた!
目次
第1章 病気をマネジメントする(「問題」を明らかにせよ;病気になったときの「目標」とは ほか)
第2章 患者がイノベーションを起こす(現実を認識できるか?;変化は機会と見なすべきもの ほか)
第3章 もしドラッカーが病院の医師だったら(健康マネジメントに役立つ言葉;健康診断は受けるべきか ほか)
第4章 なぜいま、「ドラッカー患者学」なのか(「ドラッカー患者学」という希望;医師‐患者間の情報の非対称性 ほか)
著者等紹介
真野俊樹[マノトシキ]
1961年、愛知県に生まれる。中央大学大学院戦略経営研究科教授。医学博士、総合内科専門医、経済学博士、MBA。名古屋大学医学部卒業後、内科医として勤務ののち、95年、米コーネル大学医学部研究員。英レスター大学大学院でMBA取得。その後、大和総研主任研究員、大和証券SMBCシニアアナリストなどを歴任し現職。多摩大学大学院のほか多くの大学で教鞭をとり産業医活動も行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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