出版社内容情報
390兆円もの企業の内部留保は、いったい誰のためにあるのか? この巨額マネーの向かう先を変えれば、日本経済は再び高度成長期に 東芝の不正経理、日産自動車の検査不備、神戸製鋼の検査データ改竄……なぜ今、バブル経済を牽引した日本の代表的企業に不祥事が続発しているのか、そして業績が低迷しているのか? 実はその裏には、経団連企業が政権と一体化して既得権を死守していくなか、創造力を失っていった実態が隠されている。
390兆円もの企業の内部留保は、いったい誰のためにあるのか? この巨額マネーの向かう先を変えれば、景気回復が鮮明となってきた日本経済は、再び成長期を迎える!
序 章 小泉進次郎の慧眼
第1章 390兆円の内部留保の真実
第2章 経団連と大企業の大罪
第3章 日本人の働き方が悪いのか
第4章 日本のベンチャーが凄い
終 章 消費増税に見る経団連の陰謀
上念 司[ジョウネン ツカサ]
著・文・その他
内容説明
日本人の持っている起業家精神(アニマルスピリッツ)を抑え込むような経団連なら、ハッキリいって不要です。なぜなら、経済を長期停滞から救い出すのは、リスクを恐れずにチャレンジする起業家たちだから。本来、政府は、彼らの生存に適した環境を作ることが仕事です。そして、たくさんの起業家がチャレンジしやすい環境とは、デフレから完全に脱却し、二度と後戻りしない経済の状態です。ところが、経団連は日本をデフレに引き戻しかねない消費税増税に賛成している…その理由は驚くべきものです。
目次
第1章 四五〇兆円の内部留保の真実(消費税増税で支出に大ブレーキが;公開された日銀議事録の衝撃 ほか)
第2章 経団連と大企業の大罪(東芝が捨てた天才研究者の技術;「八木アンテナの呪い」とは何か ほか)
第3章 日本人の働き方が悪いのか(ワーク・ライフ・バランスの嘘;経団連と官僚の既得権は保育園でも ほか)
第4章 日本の食とベンチャーが凄い(九年で三倍増した日本レストラン;外食産業は国内より海外が楽? ほか)
終章 消費増税に見る経団連と増税政治家の陰謀(小泉進次郎のこども保険を嗤う;便益が将来世代に及ぶ際は国債を ほか)
著者等紹介
上念司[ジョウネンツカサ]
1969年、東京都に生まれる。中央大学法学部法律学科卒業。日本長期信用銀行、臨海セミナーに勤務したあと独立。2007年、勝間和代氏と株式会社「監査と分析」を設立し、取締役・共同事業パートナーに就任。東日本大震災に際しては勝間氏と共に「デフレ脱却国民会議」を設立し、事務局長に就任。震災対策として震災国債を日本銀行の買いオペ対象とすることを要求。白川方明総裁までの日本銀行の政策を強く批判してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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