講談社文芸文庫<br> 内省と遡行

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講談社文芸文庫
内省と遡行

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  • サイズ 文庫判/ページ数 333p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062903745
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

『探究』へと至る転換点で繰り広げられた、驚異的な思考の格闘劇。「内部」へ徹底することで「外部」への突破を図った、画期的論考。1969年、漱石論で文芸評論家として出発した著者が、『日本近代文学の起源』を経て85年の『探究』連載を前に格闘した、哲学的評論「内省と遡行」と「言語・数・貨幣」。否定に否定を重ねながら、〈内部〉に留まることを徹底して〈内部〉を自壊に導き、〈外部〉へ出ることをめざした本書は思想家誕生の軌跡であり、「驚くべき戦争の記録」(浅田彰)でもある。極限まで思考する凄味に満ちた名著。

内省と遡行
言語・数・貨幣
付論 転回のための八章
あとがき
学術文庫版解説 浅田彰
文芸文庫版あとがき


柄谷 行人[カラタニ コウジン]
著・文・その他

内容説明

一九六九年、漱石論で文芸評論家として出発した著者が、『日本近代文学の起源』を経て八五年の『探究』連載を前に格闘した、哲学的評論二篇。否定に否定を重ねながら、“内部”に留まることを徹底して“内部”を自壊に導き、“外部”へ出ることをめざした本書は思想家誕生の軌跡であり、「驚くべき戦争の記録」(浅田彰)でもある。極限まで思考する凄味に満ちた名著。

目次

内省と遡行(主知性のパラドックス;下向と上向;知の遠近法;時と場所;作品とテクスト)
言語・数・貨幣(基礎論;形式化と現象学的還元;代数的構造―ゼロと超越;順序構造―分裂生成)
付論 転回のための八章―「探究」からの抄録

著者等紹介

柄谷行人[カラタニコウジン]
1941・8・6~。批評家。兵庫県生まれ。1965年、東京大学経済学部卒業。67年、同大学大学院英文学修士課程修了。法政大学教授、近畿大学教授、コロンビア大学客員教授などを歴任。また批評誌「季刊思潮」「批評空間」を創刊。主な著書に『マルクスその可能性の中心』(亀井勝一郎賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

ころこ

41
『内省と遡行』-いきなり「現象学的-構造主義的還元」という言葉が使われていて、かなり驚きます。アカデミックな議論からは程遠く、全く評価しない立場もあり得ます。他方で、連想の鋭さに乗っていければ、意外と楽しく読むこともできます。構造は主体の問題を見落としている。外部をみるならば、まず内部の問題を徹底化すべきである。上位と下位、深層と表層、時間と空間、思考と表現を徹底化することにより、アカデミックな議論では到達できない位相での批判を模索していきます。一見して近代批判のようですが、ポスト・モダン思想も含めた大き2019/05/04

Z

10
の無根拠性、あるいはその体系が破れる契機を見つめていたことにある。意識、無意識は思考の産物であり意識が、意識、無意識を区別している。貨幣、商品の区別も貨幣があることによってこれらの区別が可能になる。ヘーゲルであれば、これらを意識、貨幣の自己産出構造とでもよび無意識から意識への発展的な歴史を書くだろう。例えばフロイトがヘーゲルと異なるのは、意識/無意識の分割のイニシアティブをもつ意識の特権性がカッコに入れられた状態(意識が意味を持たないので、それが無意識とも言えない)、夢の思考や精神病を見つめていたことにあ2019/08/09

Z

9
良書。個人的に柄谷行人の哲学的な著作の中でベスト。この著者の凄いところは、おそらくマルクスの読解からスタートしながら独力で、ハイデガーやのちのフランス思想家たちの考えた問題圏を本質的に自己で抱え込んだところにある。巷の哲学者の解説本にはない本質的な問題提起がある。簡単な例を取ろう。フロイトは意識、無意識を区別した。マルクスは貨幣と商品を区別した。あるいはソシュールはシニフィアンとシニフィエを区別した。これらの思想家に共通するのは、スタティックな構図を作ったことにあるのではなく、それらの構図を作りつつも、そ2019/08/09

しゅん

7
西洋哲学の内面優位性(内省)を批判する(遡行する)には、内省を徹底することでしか達せない。ニーチェとフッサールを対置しながら、その内省の徹底を「詩的」に描かず、形式論理的に描こうとする本書は、しかしその記述自体がまた一つの「詩」ではないかという疑いを抱かせる。本書の参照先は言語学・人類学・数学・精神分析・経済学と多岐にわたっており、そこに共通の構図とズレの運動を見出していくのだが、参照先の移動が結果「内省の徹底」にも「近代西洋哲学の批判」にも通じず、むしろ両者を温存しているように感じられた。2020/10/05

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