講談社文芸文庫
アレゴリーの織物

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  • サイズ 文庫判/ページ数 386p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784062901543
  • NDC分類 940.2
  • Cコード C0195

出版社内容情報

二〇世紀最大の批評家ベンヤミンと独創的な思想家アドルノを中心に、思想の生れる場の雰囲気・ニュアンスに力点を置いて論じた名著。

二〇世紀最大の批評家ベンヤミンと独創的な思想家アドルノを中心に、思想の生れる場の雰囲気・ニュアンスに力点を置いて論じた名著。

内容説明

第二次世界大戦中、ナチスに追われピレネー山中で命を絶った二〇世紀最大の批評家、ヴァルター・ベンヤミン。彼の理解者でもある独創的思想家、テオドール・アドルノ。今なお世界に多大な影響を与え続ける稀代の思索者を、日本でいち早く受容した一人が川村二郎であった。“思想の生まれる場の雰囲気、ニュアンス”に力点を置き、偉大な先達への敬愛を込めて論じた、名著。92年伊藤整文学賞受賞作。

目次

ベンヤミンとゲオルゲ
バロックの探究
ベンヤミンとバロック
影のゲーテ
ヘルダーリンの冷静
アレゴリーとシンボル
カフカの沼
「せむしの侏儒」

著者等紹介

川村二郎[カワムラジロウ]
1928・1・28~2008・2・7。文芸評論家。愛知県生まれ。1950年、東京大学文学部卒。名古屋大学、東京都立大学等に勤務しつつ、ドイツ文学の翻訳、文芸評論に健筆を振るう。69年『限界の文学』で亀井勝一郎賞、73年『銀河と地獄』で芸術選奨文部大臣新人賞、84年『内田百〓(けん)論』で読売文学賞、92年『アレゴリーの織物』で伊藤整文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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