感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メタボン
6
☆☆☆★ 詩集「わがひとに与ふる哀歌」を、いや一つの詩集をここまで深く掘り下げた詩論は読んだことがなかった。それゆえに難解なところ、そこまで読むかと疑ってしまうところもあったが、伊東静雄の詩の新たな側面が照らし出され、詩を読む愉しみが増したことは間違いない。私と半身によるそれぞれの詠唱、セガンティーニの絵画の干渉、ゲーテ・ヘルダーリン・古今集の残照...がこれから意識されるのであろう。2014/04/27
MADAKI
0
伊東静雄の「水中花」の詩をたまたま知って、どんな詩歌を書くのかと思って借りた。杉本氏の解説が難解過ぎて、順番を間違えたと思う。2024/05/05