出版社内容情報
読んだその日から、ついつい誰かに話したくなる漢字雑学が盛り沢山。PR誌「本」の人気連載『漢字雑談』が、新書で再び登場。「外来語」はいつからあるのか?
「復原」と「復元」、「降伏」と「降服」のちがいは?
「空巣」の意味は、年寄りだけの家!?
「健康」「積極」「場合」は中国が日本から取り入れた外来語だった。
俗字、異体字、略字の由来は?
読んだその日から、つい誰かに話したくなる漢字雑学の数々。
中国文学者が漢字と日本語の面白さを洒脱に書き下ろしたPR誌「本」の人気連載、新書化第二弾!
まえがき
1「漢語」のはなしから
「漢語」のはなしから/外来語/ゴミのはなし/ぼう、暴、暴露など/けだし、蓋/東京駅丸の内口復原
2やさしいことばはむずかしい
やさしいことばはむずかしい/「人事を尽くして天命を待つ」ふたたび/「文学」のおはなし/スルスミって何?
3「空巣」「人脈」など
「空巣」「人脈」など/日本新名詞/中国の西洋音訳語/中国地名カタカナ書き/俗語
4中国の「ドーダ」
中国の「ドーダ」――夏王朝・漢字・始皇帝/「国語」運動と文字改革/語と字と意味/中国の現行字
5日本語と国語
日本語と国語/吉田松陰書簡の近代語/『米欧回覧実記』/明治初めの訳語/鴎外の詩/明治の荻生徂徠
6『かながきろんご』
『かながきろんご』/「漢語」「外国」「外国語」/唐の手書き本/六世紀の略字/異体字の話
7江戸のタバコ禁令
江戸のタバコ禁令/名乗と通称/武士の絵日記/兵站、輜重/勅語、奉安殿、御真影/「統一」のはなし
あとがき
高島 俊男[タカシマ トシオ]
著・文・その他
目次
1 「漢語」のはなしから
2 やさしいことばはむずかしい
3 「空巣」「人脈」など
4 中国の「ドーダ」
5 日本語と国語
6 『かながきろんご』
7 江戸のタバコ禁令
著者等紹介
高島俊男[タカシマトシオ]
1937年生まれ。東京大学経済学部および文学部卒業後、同大学大学院人文科学研究科修了。専攻は中国文学。主な著書に『水滸伝と日本人』(ちくま文庫、大衆文学研究賞)、『本が好き、悪口言うのはもっと好き』(文春文庫、講談社エッセイ賞)、『漱石の夏やすみ』(ちくま文庫、読売文学賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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