内容説明
誰よりも西欧自由主義を理解し、説いた作家は、誰よりも本気で祖国日本の勝利を願った。「鞍馬天狗」と「戦争協力」。
目次
プロローグ 極楽寺から
第１章 鞍馬天狗見参
第２章 ペンによる「ヴ・ナロード」
第３章 恐怖時代
第４章 大陸への旅
第５章 「大東亜戦争」
第６章 鞍馬天狗と特攻隊
第７章 戦死者とともにあり
エピローグ 戦後への希望と苛立ち
著者等紹介
小川和也［オガワカズナリ］
１９６４年群馬県館林市生まれ。成蹊大学文学部卒業。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士。専攻は日本思想史。一橋大学大学院特任講師、桜美林大学非常勤講師。２００６年度芸術選奨文部科学大臣新人賞、第一回河上肇賞奨励賞、第四回徳川奨励賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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Satoshi_hase
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震災後、非常時ともいえる状況と作家が真剣に向き合うとはどういうことなのか、考えたくて手に取る。切実な状況と、内心を突き動かすものに揺さぶられながら、先人がどう生きて書いたかを知りたかった。娯楽作家にとってむしろ肺腑に刺さる本なのかもしれない。2011/04/28
