講談社現代新書
日本の雇用―ほんとうは何が問題なのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 203p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062879972
  • NDC分類 366.21
  • Cコード C0234

出版社内容情報

正社員2人に1人が不安を感じている。不況だからだけではない。 ミドル社員危機。正社員中心の組織の制度疲労。個人の孤立……。 企業の本音を知る第一人者が、問題の真実を説く。

第1章 日本の雇用はなぜこうなったのか
第2章 日本の雇用対策に関する3つの不思議
第3章 この雇用不安のなかでどう働いていくのか
第4章 雇用対策の3本柱を正しく理解する
第5章 残された雇用の課題――格差、ミドル&シニア、そして派遣制度


大久保 幸夫[オオクボ ユキオ]
著・文・その他

内容説明

正社員の2人に1人が不安を感じている。景気の悪化。会社への不信。ミドル・シニア社員問題。もはや非正社員3割超なのに正社員中心の組織の制度疲労。そして働くひとりひとりの孤立…。現場を知る第一人者が語る真実。

目次

第1章 日本の雇用はなぜこうなったのか(この10年で何が起こったのか;長い歴史のなかで「いま」を考える;雇用構造の三層化と雇用調整の現実)
第2章 日本の雇用対策に関する3つの不思議(なぜ直接雇用を創り出そうとするのか;なぜ「ワークシェアリング」にこだわるのか;ほんとうに「新卒氷河期」なのか)
第3章 この雇用不安のなかでどう働いていくのか(いま企業にできること、やってはいけないこと;職場のマネジャーは何を求められているのか;じぶんのキャリア・リスクと向き合う)
第4章 雇用対策の3本柱を正しく理解する(雇用保険にできること、できないこと;職業訓練、これからの課題;雇用調整助成金、どこまでやるか)
第5章 残された雇用の課題―格差、ミドル&シニア、そして派遣制度(正規社員と非正規社員の格差問題;ミドルとシニアこそが問題だ;派遣について考えなければならないこと)

著者等紹介

大久保幸夫[オオクボユキオ]
1961年生まれ。1983年、一橋大学経済学部卒業。同年リクルート入社。人材総合サービス事業部企画室長、地域活性事業部長などを経て、1999年にリクルートワークス研究所を立ち上げ、所長に就任。専門は人材マネジメント、労働政策、キャリア論。一橋大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

288
日本の雇用の問題点がよく分かった。しかし日本は何も変わっていない極めて保守的な国だと思っていたが、意外と現状に企業が合わせようとしている姿勢を感じた。2016/05/23

えちぜんや よーた

16
雇用に関する統計数値があげられているので、そこをつまみ食いするのにはいいかも。ただし、数値をあげて現状分析するところは良いのですが、経済学などの理論を背景として著者なりの仮説について列挙されているところがあまり見られません。「?」な読後感になってしまいます。どうせなら「新たな付加価値」を生み出すための、労働形態や労働契約、労働者の考え方について踏み込んで欲しかったです。2012/08/09

モッタ

13
★★★★☆ 細かいところは別として、雇用に関する問題が多く書かれており参考になった。2013/01/31

kuma suke

3
社会の変化に合わせて、雇用や働き方も変化しないといけない。そして、働き手は企業や社会に受け身ではなく、もっと自己防衛の知識や能力をつけておかなくてはと思った。2016/09/03

かみかみ

3
評価:★★★ 独自性の強い日本の雇用制度の背景について。成果主義の導入で教え合いや助け合いが減ること、オイルショック後のサービス業の成長、非正規雇用から正規雇用への登用基準の明確化をするべき、といった提言には納得。2014/01/05

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