出版社内容情報
なぜ自らの体を傷つけようとするのか。そのメカニズムを探り、自傷者への対処法を、豊富な症例をもとに解説する、はじめての入門書。人はなぜ自らの身体を傷つけようとするのか。近年、社会・学校に蔓延する自傷行為。そのメカニズムと対処法を最新の知見と医療現場の症例をもとに解説。自傷行為に苦しむ人々に回復への道筋を提示する一冊。(講談社現代新書)
第1章 自傷行為とはなにか?
第2章 ダイアナ妃の苦悩
第3章 さまざまな発生要因――社会文化的要因および生物学的要因
第4章 マリリン・モンローと南条あや――自殺未遂との関係
第5章 三つのモデル症例
第6章 精神疾患との関係
第7章 自傷行為への対応
第8章 自傷行為の治療
第9章 さまざまな対処法・治療法
エピローグ 「わたし」の回復
林 直樹[ハヤシ ナオキ]
著・文・その他
内容説明
近年、高い頻度で生じ、しかも不気味な増加傾向を見せる「自傷行為」。リストカットをはじめとする自己切傷、過剰服薬といった多様なかたちで現れ、学校や地域社会、家族などで問題となっているこの病理は、なぜ起きるのか。そして、それにどう対処すればいいのか。本書は現場に立つ第一線の精神科医が豊富な症例をもとに、自傷行為への理解と対策を平易かつ具体的に解説する。みずからの身体を意図的に傷つける苦しみに悩む人の回復への道がここに開かれる。
目次
第1章 自傷行為とはなにか?
第2章 ダイアナ妃の苦悩
第3章 さまざまな発生要因―社会文化的要因および生物学的要因
第4章 マリリン・モンローと南条あや―自殺未遂との関係
第5章 三つのモデル症例
第6章 精神疾患との関係
第7章 自傷行為への対応
第8章 自傷行為の治療
第9章 さまざまな対処法・治療法
エピローグ 「わたし」の回復
著者等紹介
林直樹[ハヤシナオキ]
1955年生まれ。東京大学医学部医学科卒業。都立松沢病院精神科部長。専門は精神医学。主な研究テーマは精神病理学、精神療法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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