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出版社内容情報
平和は向こうから歩いては来ない―平和のバトンをつなげようと、40年間アンネのバラを咲かせ続ける高井戸中学校の生徒たちの物語東京都杉並区にある高井戸中学校には、40年間咲き続けるバラがあります。
校門から昇降口まで、生徒の登下校を見守るようにして咲くそのバラは、アンネの遺志を継いで平和活動に取り組んだ父のオットー・フランクから贈られたもので、名前を「アンネの形見」(Souvenir de Annefrank)といいます。
40年前、国語の授業でアンネ・フランクのことを知った生徒たちは、アンネ・フランクへの手紙をまとめた文集を作る過程で、バラの存在を知り、自分たちの手でバラを育てたいとオットー・フランクに手紙を書き、10本の苗をもらいます。以来、アンネのバラは、平和のシンボルとして、さまざまな人の手で守られてきました。
10年前、「アンネのバラ委員会」がつくられ、毎日の水やりや平和学習などを通して、アンネのバラを守り、平和への思いを育んでいます。
生徒たちがアンネのバラと関わることで成長していく姿を、『恋ちゃんはじめての看取り―おおばあちゃんの死と向きあう』に始まる「みとりびと」シリーズの写真家・國森康弘さんが、一年かけて取材し、撮影しました。
國森 康弘[クニモリ ヤスヒロ]
著・文・その他/写真
内容説明
平和は向こうからは歩いてこない―。40年前の生徒たちが、平和のシンボルとして植えたアンネのバラ。その思いを受けついで、バラを育てる東京都杉並区立高井戸中学校の生徒たちのすがたを追った写真絵本。小学中級から。
著者等紹介
國森康弘[クニモリヤスヒロ]
写真家、ジャーナリスト。1974年生まれ。京都大学経済学研究科修士課程修了、神戸新聞社記者を経てイラク戦争を機に独立。イラク、ソマリア、スーダン、ウガンダ、ブルキナファソ、カンボジアなどの紛争地や経済貧困地域を回り、国内では、戦争体験者や野宿労働者、東日本大震災被災者の取材を重ねてきた。近年は「命の有限性と継承性」をテーマに看取りの現場などを取材している。第22回けんぶち絵本の里大賞、第12回上野彦馬賞、ナショナルジオグラフィック第13回国際写真コンテスト2009日本版優秀賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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