内容説明
ドアは、建物の外部と内部をつなぐ通過点。だが、それだけにとどまらず、ドアはそれ自体が装飾となり、建物のデザインに驚くほどの多様性を与えている。本書では、ヨーロッパを中心に世界22カ国の都市から300点以上の様々なドアを写真に収め、建物におけるドアのバランスやデザイン、素材や多彩な色から生み出される調和を明らかにしている。各地に現存するあらゆる年代の建築様式から選ばれた多様なドアの数々を、感性豊かなフォトグラファーの目を通して集めた貴重なディテール写真資料集。
目次
アムステルダム―オランダ
アテネ―ギリシャ
バルセロナ―スペイン
ベルリン―ドイツ
ブリュッセル―ベルギー
ブダペスト―ハンガリー
コペンハーゲン―デンマーク
クラクフ―ポーランド
ヘルシンキ―フィンランド
イスタンブール―トルコ〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
78
〈ディテール写真資料シリーズ〉と銘打ったドアの写真集。世界22カ国300点以上のドアが収録されています。ドアメーカーの定番のコピーに「ドアはあなたの家の名刺」というのがあるそうですが、本書を眺めているとその言葉に頷けます。ドアの〈本体〉である建物とのバランスはあるはずですが、壮麗なもの、質実剛健なもの、意匠性に富んだものと多彩な表情があります。ゲストにとって親しみやすいドアと来客を拒絶する空気を発散するドアもあるようです。〈内〉と〈外〉をつなぐ(と同時に隔てる)役割を担うドア。なかなか味わい深かったです。2015/04/21
ねむねむあくび♪
50
図書館にて。たくさんのドアの写真にワクワクするのは、そのドアの向こう側を想像するから。意匠を凝らしたドアたちが、ドアのその先を期待させてくれる。現代的なデザインのドアよりも、歴史の重みがにじみ出るクラシカルなドアのほうが多くて、それぞれの建物の歴史の門番であったことが伝わってくる。堪能しました~( ´∀`)日本のドアも載せて欲しい!2018/02/18
tera。
23
ドアばっかり、22ヶ国300点以上が掲載されている。基本ヨーロッパだけど。お洒落過ぎて日本だったら恥ずかしくなるデザインのものや、真似したくなるようなものもあって、見ているだけで楽しかった。ロンドンの消防署のドアがお気に入り。2014/01/17
ぽてちゅう
20
「ドアはあなたの家の名刺です」。名コピーですね。重厚なもの、繊細な模様が施されているもの、カラフルなもの、スタイリッシュなもの、とにかくドアがたくさん!でも、凝った造りのドアを「素敵~✨」ではなく、「掃除が面倒だろうな…」と冷めた目で見てしまうパンピー眼が少し邪魔。ドアの写真資料なので仕方ないけれど、そこに住む人がドアの傍らにいる写真だったら、更に印象深い「名刺」になったことでしょう。日本の引き戸がないのは残念。防犯的にアリエナイのかしら?2022/12/06
魚京童!
20
どこでもドアは載っていなかった…。2014/05/05
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