出版社内容情報
おばあちゃんを助けなきゃ! なぜか魔法のことを知っている慧に疑問に感じながらも、ヒアリは魔法界へ! 運命の時が近づいていた。
一度足を踏み入れたら二度と戻れないという「時のはざま」で、ヒアリとアブルは、慧を見つける。そこに、黒魔法をあやつるアレンが!
やっとの思いで「時のはざま」を抜け出し、診療所にもどったものの、おばあちゃんの姿がない。黒魔道書の力で見た映像によれば、どうやら魔法界へ連れ去られたらしい。
しゃべるコウモリを撃退したヒアリは、慧の様子がおかしいことに気づく。魔法のこと、今起こっていることを知っているような口ぶり。そのうえ、慧がアブルのママや、菊音さんに触れると、青い電流が走り、元の姿にもどったのだ。いったいどうなっているの?…… 謎は深まるが、時間がない。
ヒアリは、慧、アブルとともに、魔法界にある「黒の塔」を目指す。合流した親友のエリーによれば、魔法界のマスターや、ヒアリのパパも「黒の塔」に連れて行かれたという。奇妙なその塔の中で、はたしてヒアリはおばあちゃんたちを見つけることができるの? そして……慧の身に、またしても危険が迫る! どうする? ヒアリ!
【著者紹介】
広島県生まれ。上智大学文学部卒業。出版社勤務、フリー編集者、コピーライター を経て、作家デビュー。講談社X文庫『風を道しるべに……』等で大人気を博した。
その後、児童読み物に重心を移す。主な作品に、『いちご』(全5巻)、『青い天 使』(全9巻)、『ドリームファーム物語 ペガサスの翼』(全3巻)、『ホーリー スクール』(全5巻)、『月が眠る家』(全5巻) 『パセリ伝説』(全12巻)『パセリ伝説外伝 守り石の予言』「ラ・メール星物語」シリーズ(以上、すべて青い鳥文庫/講談社)、『風のエンジェル』(ポプラ社)などがある。
内容説明
魔法が使えない魔女・ヒアリが主人公の大人気シリーズ!さらわれたおばあちゃんを助けるため、ヒアリはアブル、慧とともに魔法界の「黒の塔」へ。なにが起こるかわからないブキミな塔。しつこく追ってくる黒魔法一派。ついに、慧のいのちが…。そのとき、ヒアリの魔法力をしめす指輪が、むらさき色にかがやきはじめた―。小学中級から。
著者等紹介
倉橋燿子[クラハシヨウコ]
広島県に生まれる。上智大学文学部卒業後、出版社に勤める。その後、フリーの編集者、コピーライターを経て、執筆活動をはじめる
藤丘ようこ[フジオカヨウコ]
長崎県生まれ。イラストレーター兼漫画家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



