出版社内容情報
新時代のニューヒーロー！？ ハリィ登場！お悩みなんでも一挙に解決！？少年天才鍼灸師ハリィが、優柔不断な寛人、大阪系ド派手少女沙耶たちと繰り広げる超・天然ワールドにみんなも巻き込まれてみよう！
内容説明
北海道のド田舎から転校してきたハリィは小学５年生の天才少年鍼灸師！性格は超天然ですが、みんなの悩みごとを、見事な鍼の腕前と医療知識で次々と解決していきます！その腕前はまるで、難事件を楽々と解決していく名探偵の推理のよう！ハリィの面倒をみる気弱な寛人、ド派手な大阪少女・沙耶など、なかまたちとの大騒動、はじまります！小学中級から。
著者等紹介
木下繁［キノシタシゲル］
１９６７年、北海道生まれ。スポーツ新聞の記者を経て、鍼灸師となる。アルファポリスファンタジー小説大賞を受賞した『アニマルゲッター』（アルファポリス）で作家デビュー
遠野ノオト［トオノノオト］
まんが家。２００５年『ＴＨＥ ＬＯＶＩＮＧ ＤＥＡＤ』で第７５回週刊少年マガジン新人漫画賞佳作を受賞。同年、マガジンＳＰＥＣＩＡＬ Ｎｏ．１２において同作でデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
百太
13
東洋医学の小説って少ないから、児童向けであれ興味深いです。2014/07/19
西澤 隆
3
子供の本棚からふと抜き出した一冊は凄腕鍼灸師の祖父を持つ田舎の子が横浜に転校してきて巻き起こすお話。西洋医学と東洋医学の対比はそのまま理詰めで考えるけれど全てが説明可能なまでには達していない姿勢と体験を体系的に集積して活用し科学的理論は後付で考える姿勢の対比でもある。前者が科学的で後者がインチキだと考えるのではなく前者のやりかたを貫くにはまだわからないことが多いという「今の限界を知ることが科学的」という面を知るためにこの対比に子供が遭遇するのはいいこと。僕自身鍼灸で助けられているだけになおのことそう思う。2014/02/03
faux-stendhalien
0
70点。世にも珍しい、少年鍼灸師が主人公の児童向け小説。作者は鍼灸師である木下繁先生。子供向けの作品なので、気や経絡やツボについての説明がシンプルで分かりやすく書かれています。また、鍼を刺すシーンでは子供だけでなく大人も怖がる姿が描かれ、なかなかリアル…。主人公の祖父は国から特別認可を受けた鍼灸師で、その弟子である彼は一般の鍼灸師と同じ権限を持っているという設定なので、無資格者ではありません(笑)。ともあれ、小説を通じ子供に鍼灸が認知されるのは素晴らしいこと。木下先生による鍼灸ネタの新作が楽しみです。2014/01/07
miti_ensinger
0
鍼治療がどんなものか簡単に知りたくて読みました。 経絡とか一部専門用語が出てくるのでそこも勉強になったのですが、それ以上に小説などの物語を書く時は自分の”得意なこと”をテーマにすること、自分のよく知っている土地をテーマにすることが基本で自分の得意なことや身の回りの事をテーマにして書くといいということを 、様々なことを体験するのが大切だということを知りました。 #ジャケ買い #私の本棚 #ハリィにおまかせ #木下繁 #遠野ノオト2021/09/18
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