出版社内容情報
暗黒の宇宙で義手の少女パイロットは戦う! 『アルヴ・レズル―機械仕掛けの妖精たち―』の山口優が放つ最新SFアクション!西暦2034年、地球から遥か離れた宇宙では、鉱山資源を狙う海賊が跋扈していた。ある時、資源採掘中の宇宙艇が海賊に襲われるが、怪鳥のごとき翼の戦闘機が現れ、撃退する。操縦する義手の少女・ルフィアは。思考能力を極限に高める違法な技術を使用しており、国連に追われていた……。
山口 優[ヤマグチ ユウ]
著・文・その他
サヤメ タクミ[サヤメ タクミ]
著・文・その他
内容説明
西暦2034年、地球から遥か離れた宇宙では、鉱山資源を狙う海賊が跋扈していた。ある時、資源採掘中の宇宙艇が海賊に襲われるが、怪鳥のごとき翼の戦闘機が現れ、撃退する。操縦する義手の少女・ルフィアは、思考能力を極限に高める違法な技術を使用しており、国連に追われていた…。
著者等紹介
山口優[ヤマグチユウ]
1981年、兵庫県生まれ。『シンギュラリティ・コンクェスト―女神の誓約―』で第11回日本SF新人賞を受賞し、デビュー。続く『アルヴ・レズル―機械仕掛けの妖精たち―』で第7回BOX‐AiR新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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sasashin
1
小惑星帯への移民、宇宙空間での戦闘、未来のインプラント型デバイスにヒトを超越した能力を持つ人工知能と、ごった煮感が楽しいSF。なんだけど、ハードSFとしてもヒロイックアクションとしてもインパクトが弱い。西暦2034年の描写が不足していて、違法技術への危惧がいまいち伝わってこない。その上、ヒロインの魅力不足により、葛藤もカタルシスも取って付けたようにしか感じられず。/『宇宙海兵隊ギガース』の読後感に近いなあ。要素は悪くないんだけど、なんか物足りない、惜しい、もう一息。2015/06/11