講談社ｂｏｘ 次女っ娘たちの空

木立 嶺【著】

講談社（2012/02発売）

• サイズ B6判／ページ数 196p／高さ 19cm
• 商品コード 9784062837897
• NDC分類 913.6
• Cコード C0093

出版社内容情報

すべての次男次女にささぐ、青春学園ファミリーバトル！

高校入学の初日、桐岬は隣の女子高の生徒・美朝に次男であると勘違いされ、男子(しかも長男！）であるにもかかわらず、「次女っ娘クラブ」への入部を強制される。クラブに集う４人の美少女たちは、長男長女を敵視し、次男次女を優位とするための謎の家族シミュレーションを日夜繰り広げていて……。彼女たちの目的は!?　女子高に侵入させられた桐岬の運命は!?　そして次女たちの最大の敵・”アプリオリ”の正体とは――!?

内容説明

高校入学式の日、桐岬透夜は、隣の女子高の真夜中美朝に次男であると勘違いされ、男子（しかも実は長男！）であるにもかかわらず、『次女っ娘クラブ』への入部を強制される。クラブに集う４人の美少女たちは、長男長女を敵視し、「次男次女」を優位とするための謎の家族シミュレーションを真剣に繰り広げていて…。彼女たちの目的は！？擬似息子として女子高に侵入させられた透夜の運命は！？そして、次女たちの最大の敵“アプリオリ”の正体とは―。

著者等紹介

木立嶺［コダチリョウ］
１９７３年生まれ。第８回日本ＳＦ新人賞佳作受賞。『次女っ娘たちの空』が長編での書籍デビューとなる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[たこやき]

双子なのに次女なので家督が継げない美朝。次女こそ、ということでクラブを作る。……ここはＯＫ。しかし、なぜかやることが擬似家族。なぜ？　しかも、そこに全能神の卵が現れて……で、ますます「？」。突飛なヒロインも、ＳＦ設定も、それぞれ単独ならＯＫ。でも、それを組み合わされるとわけがわからない。設定やら、口調やら、場面やらで『涼宮ハルヒ』を思い浮かべるシーンは多く、「劣化ハルヒ」っていう感想があることに、「確かに」と心底納得。最後の頁にあるイラストレーターの「読んでくれてありがとう」を深読みしてしまう自分……。

2012/12/17

[ひとみ]

隣の女子高の珍妙な美少女によって、全ての長男長女を敵視する「次女っ娘クラブ」なるさらに珍妙なクラブに強制入部させられた共学の進学校に通う長男の受難の日々をSF的な仕掛けを用いて描いた小説。長女と次女の諍いを家督相続の一点にのみ絞るなら、『次男っ子クラブの空』だった方がテーマがくっきりしたんじゃないだろうか。それだったら講談社BOX向けじゃないか…。テーマの為にキャラクターが奉仕させられているようで、正直言うと窮屈な読書だった。ラノベってこんなに窮屈だったか？

2012/02/27

[キスイ]

日常系と思いきやトンデモな展開でなにがなんだか。キャラはハルヒ崩れな感じだし、単行本で出たのは正直疑問。

2012/05/20

[tegege]

わけわからん。

2012/04/16

ハルヒオマージュが目立つのは今時どうということもないという次元ですらない一要素なのだが、それにしても読んでいて疲れる。タイトルから期待したものではなかった。

2012/02/15