出版社内容情報
僕は日常に閉ざされる。 偉大なる革命家を父に持つフツーの高校生・真上草太郎はある日爆破事件に遭遇。十夜は一連の事件の黒幕「ベヒモス」と名乗る謎の男の粛清に乗り出すが!!?
内容説明
偉大なる革命家「マガミ」を父に持つフツーの高校生・真上草太郎と金髪戦闘美少女・黒姫カノンの生活に新たな同居人が!父が寄越したボディガード・灰羽イスカとの奇妙な共同生活のさなか、草太郎は大鴉市で頻発する無差別爆破事件に遭遇する。日本のシステムを司る鴉堂院家の若き令嬢・十夜は一連の事件の黒幕「ベヒモス」と名乗る謎の男からの挑発を受け、粛清に乗り出すが…。
著者等紹介
新沢克海[アラサワカツミ]
1984年新潟県出身。『コロージョンの夏』にて第2回講談社BOX新人賞Powersを受賞、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たこやき
5
前作よりも遥かに読みやすかった。それは、キャラクターなどがある程度、理解できているうえで始まったから、などもあるとは思うが、ベヒモス、白髪の男などのバトルシーンの迫力もあり、文章力も上がっている。細かいところでの唐突さや、イスカの抱えたものとか、やや、バラバラとした印象のある部分は残るものの、確実に面白くなっている。しかし、イスカは、見事な「男の娘」っぷりだなぁ2011/06/16
クロフォン
3
面白いな~。人の考え方・思考をこれほど楽しく読めるようにかける表現がとてもツボにはまるね。今回の話の中での登場人物たちはどこか、自分の欲望?に素直にも見えた気がする。そして愛すべき『日常』の部分での掛け合いなども面白いな。凛ちゃんの一途さに惚れるね(笑)2011/04/07
CCC
2
ジャンル:ライトノベル。ミステリーとかセカイ系とかエンタメとかラブコメである以前に、純粋なライトノベル。戯言シリーズとか紅みたいなのを日常寄りにしたような印象。ただしテーマ性はこちらの方が強いかも。それはそうと、シリーズとは気づかずに読んだ。何だか妙に説明が少ないと、薄々は感じていたけれど。まあ、単体でもそれなりに楽しめる内容だった。機会があれば前作も読みたい。2012/10/11
とわとわ
2
主人公はいびつだよなあ。絶対に自分が他者から恋愛の対象になると思わってない。恋愛の対象になろうがなるまいがどうでもいい。 通常のラブコメなら不通にありそうな属性を、この小説では一つのゆがみや特性として扱っている気がする。 二つの化け物が出てくる戦闘シーンは圧巻。2011/05/11
吉兆
2
日常に自閉すると言っておきながら己の日常が拡大していく主人公の自己矛盾が可愛らしいねえ。2011/04/10
-
- 和書
- 東大式おもしろ心理ゲーム