内容説明
昭和五十八年、雛見沢村。“トラップマスター”北条沙都子を虐待から救うため、奔走する前原圭一。しかし児童福祉司への相談も、何ら変化をもたらさなかった―。出口の見えない状況と、雛見沢に古くから伝わる“オヤシロさまの祟り”が結びついた時、圭一は“ある決断”を下す。そして事態は、さらなる最凶最悪の悲劇へと向かう…。かつてない恐怖、そして来るべき未来の物語の可能性を斬新に詰め込み、あらゆるメディアを席捲したゼロ年代の記念碑的一大ムーブメント、『ひぐらしのなく頃に』の最終形態、「小説」として結晶。
著者等紹介
竜騎士07[リュウキシゼロナナ]
1973年生まれ。同人ゲーム作家、小説家。2002年夏、コミックマーケットで同人ゲーム『ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編』を発表。以来、夏と冬に1作ずつ『ひぐらしのなく頃に』シリーズ新作を精力的に発表し続け、まんが、アニメ、コンシューマー・ゲームなど、様々な他メディアを席捲する一大ムーブメントを作り出す。2007年8月、最新シリーズの『うみねこのなく頃に』を満を持して送り出す。小説の単行本化は、『ひぐらしのなく頃に』が初となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
55
3-2。圭一が沙都子を救うためにとった行動とは・・・。最後がかわいそうすぎる・・。2014/10/27
そら
24
1話と2話がお互いのパラレルワールドだったので(勝手に思ってる。。)、3話で、死体が消えたり、自分がもう一人いる?とか、「これはパラレルワールドの移動だ!」と思ったけど、その後、「念じるだけで○○」とかになると、「ん?エスパー?。」そしてラストは凄い事に。。ますます「んん〰???」ホラー+SF+ミステリーで面白い。謎解きはまだまだ先か~。ちゃんと解答するんだろうか。。「祟り」で済ますとかはやめてほしいな(^^;)。2018/11/05
SOHSA
24
《購入本》やはり救いはない結末、というよりもむしろ破壊的結末に呆然とした。あとがきから、第一話から第三話までの構成は、語り手でもある主人公圭一が第三者、被害者、犯人と視点を変更することで組み立てているとのこと。第四話で出題編は終了するが、いまだに作者の意図は見えない。最終的に疑問や伏線は改修されるのか。そもそもミステリーとしてどのように完成するのか、期待は膨らむばかりだ。2016/10/18
☆りはこ☆
11
この終わりかたどうやって下巻につなぐの?!と思ったら……間違えて下巻から読んでしまった!だよねえ…沙都子中心なんだもん。普通表紙(箱)が沙都子のイラストがある方が上巻だよねえ。うわああ。すごく後悔。犯人sideとはまあ斬新だと思いました。謎が多く色々噛み合わないところが多いですがいつか明かされるのかな?2016/03/26
naolog
8
なるほど、傍観者、被害者、犯人、か。2019/08/26