目次
特別寄稿「現実の非現実性」について―ティム・オブライエン『父さんの、たぶん本』における虚実・言語・沈黙
危機と言語―戦間期文学としてキャサリン・アン・ポーターを読む
他者の苦痛を目撃すること―ラルフ・エリスンの「広場のパーティー」における言語の限界
小説における語りの円環と時間の超越―『ライ麦畑でつかまえて』と『異邦人』を対比して
ウィリアム・ゴールディングの後期作品における曖昧さ
願いを叶えるためのコミュニケーション―「パディントン」の世界において、願いを叶えるための構造を探る
長崎の使い方―カズオ・イシグロの『遠い山なみの光』
カズオ・イシグロ『日の名残り』と「信頼できない語り手」―対話を通じたポリフォニーの可能性について
忘却から記憶を救い出せるか―カズオ・イシグロ『忘れられた巨人』
絵に描いた餅、空に浮かぶパイ
「耳なし芳一」における怨霊とトラウマについて
著者等紹介
安藤聡[アンドウサトシ]
明治学院大学文学部教授。明治学院大学大学院文学研究科英文学専攻博士後期課程満期退学。愛知大学教授、大妻女子大学教授を経て2020年より現職。博士(文学)(筑波大学)
鈴木章能[スズキアキヨシ]
長崎大学人文社会科学域教授。明治学院大学大学院文学研究科英文学専攻博士後期課程修了。甲南女子大学教授等を経て2014年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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