内容説明
紅と了がひっこした家に、けむりとともにあらわれた人たちが、天井うらに住みついてしまった。きみょうなことをつぎつぎとおこすこの人たちは、いったい何者？小学中級から。
著者等紹介
柏葉幸子［カシワバサチコ］
１９５３年、岩手県生まれ。『霧のむこうのふしぎな町』で、第１５回講談社児童文学新人賞、日本児童文学者協会新人賞受賞。『ミラクル・ファミリー』で、第４５回産経児童出版文化賞受賞
杉田比呂美［スギタヒロミ］
１９５９年、東京都生まれ（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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深青
14
私も色々なものを忘れながら、大きくなってくたんだろうか。大人になるにつれて色々出来るようになった。その代わり、何を置いてきてしまったのでしょう？柏葉さんのお話は、奥が深いなーってしみじみ思いました。ワクワクするのに、どこか切なくて考えさせられて。ラストも何だか微笑ましくて好きです。2013/12/16
anne＠灯れ松明の火
7
柏葉さん・ふしぎ３部作の３作目。どれもとっても「ふしぎ」だけれど、みんな全く違う世界。どこから、こんなに思いつけるのだろう♪ 性格の違う姉・紅と弟・了の２人がいることで、話がウソっぽくなっていない気がする。モチロン、メルヘンなんだけれどね。メリィさん、ゴフジョ、ユリアン、ジュピ♪ 一見、オトボケで、調子者の４人だが、実は、悲しみ・寂しさを抱えている。ラスト直前の紅と了の決意、そして、思いがけないラストが素敵♪2010/10/19
むっちょむ
4
再読。 何回読んでもいいな。 私ももう忘れちゃったけど、寂しい時に助けてくれたこころ中の友達がいたかもしれないと思うと、なんとも暖かい気持ちになる。2017/08/24
ひよこ
4
大掃除をしていて発見。何年も読まないでいたので、この本も忘れられていたと思っていたかもと少し反省。ファンタジーなのにちょっぴり切なくて小さい頃の気持ちとか大切なものとかずっと覚えていたいと思いました。2015/12/30
har
3
子供の頃の空想を忘れないと大人になれない、といっていてドキッとしてしまった。子供が大人になる中で、忘れ去られたお手洗いの神様・布製の人形の婦人・人の身近ないくつかの動物・友達として作り出した宇宙人。そんな彼らとの話。ラストがすごく良い感じに話を引き締めてる。2011/09/25
