講談社+α文庫<br> 殴られて野球はうまくなる!?

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講談社+α文庫
殴られて野球はうまくなる!?

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062817226
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0175

出版社内容情報

いまや野球界でも「暴力は絶対悪」は正論。でも本当にそうなのか? 多くの関係者の証言から見えてきた暴力の功罪と日本野球の特殊性時代は変わった。
現在、野球の指導の現場で、暴力を正面から肯定する人はまずいない。
しかし、「暴力は反対。だが・・・」と思っている人はいまでも多い。
そしていまでも、暴力事件はあとを絶たない。
暴力はいまでも野球の身近にある。
ものすごく身近にある。

なぜ暴力はなくならないのか?
暴力なしでも、野球がうまく、チームを強くする方法はないのか?

元プロ野球選手、指導者、元高校球児など、関係者の証言から、
「野球と暴力」、日本野球界最大のタブーに迫る。


(目次)

第1章 野球界が暴力を容認する理由

「暴力のおかげで強くなった」は本当か
厳しいところで耐えると厳しい場面で力が出せる  etc.

第2章 強豪野球部の日常

能力のある新入生が真っ先に狙われる
猛練習と厳しい上下関係はセット
寮とグラウンドの細かい規則  etc.

第3章 根性をつけるための暴力的な指導

愛のある暴力は「暴力ではない」
野球の指導者に問われる人間性
限られた時間で何ができるのか   etc.

第4章 元プロ野球選手が語る「暴力」の功罪

殴られたことには感謝できない
理不尽な練習のなかにヒントがあった etc.

第5章 甲子園常連チームができるまで

朝から晩まで10時間の練習
目標は「3年に1度は甲子園に出る」
グラウンドより寮生活に気を使う

第6章 ラテンアメリカから見た日本野球

ラテンアメリカには暴力的な指導も上下関係もない
経験の少ない選手がミスをするのは当たり前
選手のために指導者がいる etc.

第7章 暴力なしで強くなる方法

意識改革はご飯の食べ方から
勝負強さは一朝一夕で身につかない
「考える野球」を経験して野球観が変わった
本当に大事な場面で力を出せる選手に etc.

はじめに 暴力事件によって夢を奪われた球児たち
第1章 野球界が暴力を容認する理由
第2章 強豪野球部の日常
第3章 根性をつけるための暴力的な指導
第4章 元プロ野球選手が語る「暴力」の功罪
第5章 甲子園常連チームができるまで
第6章 ラテンアメリカから見た日本野球
第7章 暴力なしで強くなる方法
おわりに


元永 知宏[モトナガ トモヒロ]
著・文・その他

内容説明

かつて野球と暴力はとても身近だった。プロで活躍した一流選手にも「私が成長できたのは鉄拳のおかげ」と語る人は多い。そして暴力を正面から肯定する人がほとんどいなくなった現代でも、「暴力は反対。でも…」と思っている関係者は多い。いまでも野球と暴力の関係は終わっていない。暴力なしで野球をうまく、チームを強くする方法はないのか?多くの証言から可能性を探る。

目次

第1章 野球界が暴力を容認する理由
第2章 強豪野球部の日常
第3章 根性をつけるための暴力的な指導
第4章 元プロ野球選手が語る「暴力」の功罪
第5章 甲子園常連チームができるまで
第6章 ラテンアメリカから見た日本野球
第7章 暴力なしで強くなる方法

著者等紹介

元永知宏[モトナガトモヒロ]
1968年、愛媛県生まれ。立教大学野球部4年時に、23年ぶりの東京六大学リーグ優勝を経験。大学卒業後、ぴあ、KADOKAWAなど出版社勤務を経て、フリーランスに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

4fdo4

11
元立教大学野球部の著者が野球と暴力について、 頭から全否定の立場ではなく 「功罪」「発生の理由」「無くならない理由」「無くても強くなれるか」 「指導者の暴力」「先輩の暴力」「海外の指導」 など様々な角度から実際の経験者に聞き取りした情報を元に書き上げる。 私個人も学生スポーツ経験者であり、また現在は指導者の立場でもあるので読み行ってしまった。 余談だが読売ジャイアンツの長嶋茂雄氏も監督時代に殴っていたのは意外な反面、それほど誰でも暴力を振るっていた証拠ではないだろうか2018/01/06

チョビ

8
表題に対する回答は簡単。「殴られた側が成功したか否か」、そこに尽きる。その結果殴る側が免罪するんだよね。有名どころで選手にはシゴキ、ファンサは最強の某コーチがいるけれど「この人で上手くならなかったら、選手のせいだよなあ」と思う方いるもの(実際侍の4番を量産中)。ただ、学生同士の上下関係でストレスのはけ口で殴るのははっきり言って暴力。実績がないもの同士助け合う方法をしっかり考えることこそそのチームのためになると思う。一見ドミニカのやり方は良さそうだが、自主性がないと日本人には難しいな、と思った次第w。2017/12/07

kenitirokikuti

7
昭和のころ(といっても昭和50年以降しか生きてないが)、強い者が弱い者を殴ったり叩いたりすることは比較的容認されていた。親や教師は、子どもや生徒に暴力をふるっていた。野球部のシゴキはいまもかなり濃く残留している▲ドミニカの例が紹介されている。甲子園がないので、勝利の価値が低い。ローティーンは16才で球団のアカデミーにスカウトされるのが目的だし、アカデミー入学後は25才までにメジャー入りするのが目的だ。ミドルティーンの三年間のうちに、大規模トーナメントで勝ち残らねばならないから、鉄拳制裁が発生する。2017/10/08

spike

4
暴力をもった野球指導を否定しつつ、頭から全否定せずにさまざまな取材を丁寧に行い(その中には自分への愛をもった暴力は肯定する人も)やはり暴力は正しくないという結論にたどり着く、誠実な本ではある。今の時代ほかのやり方がある、というのは決して目新しい話ではないけれど、納得させられる。まあ当たり前のことかもしれないが。2017/11/07

らむし

2
野球は本当に暴力の歴史のあるスポーツだな、と感じた。他のスポーツでもいえる事だがトーナメント制の一発勝負では高校生をまとめるため、どうしても勝利主義になってしまう。そして勝つためには暴力をしてまでチームをまとめる為に監督、先輩からは殴られて育つ。ある意味サイコパス。そんな指導をしていて子供は野球が好きになるのかな?と思った。地元の少年サッカーをみていても、楽しそうにプレーしているチームと、監督に文句ばっか言われているチームをみていると、楽しそうにしている方がかなりうまい子が多い。なんでかな?2017/12/17

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