出版社内容情報
特捜の実像を暴く! 社長が手塩にかけて育てた、その小さな会社を、検察は平然と葬り去った。最も残酷かつ巧妙な方法で……。特捜の実像を暴く! 社長が手塩にかけて育てた、その小さな会社を、検察は平然と葬り去った。最も残酷かつ巧妙な方法で……。
特捜部の独自捜査班解体の日が迫った最後の夏、同班の検事たちは、ある平凡な中小企業社長と経営コンサルタントに捜査の照準を合わせた。二人三脚で会社再建に取り組んでいた男たちがなぜ、特捜の血祭りに上げられたのか。丹念な取材で浮かび上がった特捜の恐るべき「勘違い」と「欺瞞」。筋書きに合わせるため強引に事実をねじ曲げた捜査テクニック。取り調べの可視化を骨抜きにした現場の実態。特捜の正義とは誰のためのものだったのか――。
会社立て直しのため命を削って働く経営者たち。
中小企業の7割が粉飾に手を染める実態を直視しない検事たち。
東京地検特捜部のあまりに卑劣な捜査を暴く、傑作ノンフィクション!
序章 夏
第一章 軌跡
第二章 強制捜査
第三章 逮捕
終章 冬
あとがき
それから?文庫版によせて?
石塚 健司[イシヅカ ケンジ]
著・文・その他
内容説明
特捜部の独自捜査班解体の日が迫った最後の夏、同班の検事たちは、ある平凡な中小企業社長と経営コンサルタントに捜査の照準を合わせた。二人三脚で会社再建に取り組んでいた男たちがなぜ、特捜の血祭りに上げられたのか。丹念な取材で浮かび上がった特捜の恐るべき「勘違い」と「欺瞞」。筋書きに合わせるため強引に事実をねじ曲げた捜査テクニック。取り調べの可視化を骨抜きにした現場の実態。特捜の正義とは誰のためのものだったのか―。
目次
序章 夏(笑う検事;タッチの差)
第1章 軌跡(踏み絵の支店;十年後の夢 ほか)
第2章 強制捜査(第二の不良コンサル;現ナマを捜せ ほか)
第3章 逮捕(大花火を上げますよ;失意 ほか)
終章 冬(十字架を背負う男;母の詩、明日の夢 ほか)
著者等紹介
石塚健司[イシズカケンジ]
1961年、茨城県生まれ。早稲田大学政経学部卒業後、産経新聞社入社。司法記者クラブキャップ、社会部次長などを経て、現在は社会部編集委員。『四〇〇万企業が哭いている―ドキュメント検察が会社を踏み潰した日』(講談社)は第35回講談社ノンフィクション賞最終候補作となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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