講談社+α文庫
絶頂の一族―プリンス・安倍晋三と六人の「ファミリー」

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062816175
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0195

出版社内容情報

「昭和の妖怪」の幻影を追う安倍ファミリーの研究! ゴッドマザー・洋子に操られた首相のいびつさを浮かび上がらせる衝撃の書すべては偉大なる岸信介の血を残すために――。安倍晋三の母・洋子の執念は、この華麗なる政治家一族の姿をいびつなものにしている。養子縁組を繰り返し、家を守ることによって何が生まれたか? 
孤独な政治家・安倍晋三にとって、祖父の宿願を達成することこそ、唯一、洋子に認められる術になる。幻影安倍家三代を丹念に取材し、幻影に追い回された安倍ファミリー・六人の姿を丹念に分析することによって、「安倍晋三」なるものの正体に迫る。
政治取材のトップランナー・松田賢弥が放つ衝撃の書、早くも文庫化。

【本書の内容】
プロローグ ゴッドマザー・安倍洋子を軸にした三代
第一章 祖父・岸信介――安倍晋三が追う幻影の正体
第二章 父・安倍晋太郎――「岸の女婿」と言われ続けた男の悲劇
第三章 叔父・西村正雄――唯一晋三を批判できた晋太郎の異父弟
第四章 隠れた弟を追って――父・晋太郎が築こうとしたもう一つの家庭
第五章 妻・安倍昭恵――奔放な「家庭内野党」で洋子との確執は続く
第六章 母・安倍洋子――晋三に賭けるゴッドマザーの執念

■プロローグ ゴッドマザー・安倍洋子を軸にした三代
■第一章 祖父・岸信介――安倍晋三が追う幻影の正体
名門一族の秘められた「約束事」/小児麻痺を患った長男・信和/落下傘工場で働いた洋子/終戦の日、岸は病床にあった/横浜拘置所への護送/弟・佐藤栄作との「出所祝い」/公職追放解除へ/毎日新聞記者・安倍晋太郎との結婚/政界復帰と自民党結成/憲法改正の宿願/総裁選の敗北と外務大臣就任/釈放八年後の総理就任ほか
■第二章 父・安倍晋太郎――「岸の女婿」と言われ続けた男の悲劇
生き別れた母と特攻志願/病の父と瞼の母/晋三が触れないもう一人の祖父/警察の尾行/新聞記者と「岸の娘」/俺の実家は安倍家だ/岸への相反する感情/九歳の晋三の前で泣く父/異父弟の存在を知る/ポスト中曽根レースに加わる/総理になれなかった男として/リクルート報道と入院
■第三章 叔父・西村正雄――唯一晋三を批判できた晋太郎の異父弟
晋太郎の隠された弟/晋三には何が欠けているのか/兄を看取った銀行マン/晋太郎への長文の手紙/戦争を知らない甥・晋三に伝えたいこと/晋三は侵略戦争がわかっていない/「偏狭なナショナリストと離れろ」
■第四章 隠れた弟を追って――父・晋太郎が築こうとしたもう一つの家庭
晋太郎の隠し子と呼ばれて/秘められた料亭の女将との関係/「晋三に言うべきだろうか」/家に寄りつこうとしない晋太郎/母子家庭で育って
■第五章 妻・安倍昭恵――奔放な「家庭内野党」で洋子との確執は続く
夫の原発推進には異を唱える/居酒屋経営を洋子と晋三はどう見たか/義母は我慢をするタイプ/家庭内野党とは何か/夫の背負う呪縛を超えて
■第六章 母・安倍洋子――晋三に賭けるゴッドマザーの執念
岸の血筋がすべて/政界のゴッドマザーと呼ばれて/開かれなかった昭恵の誕生日祝い/昭恵への苛立ち/昭恵との密約/世継ぎをもうけられなかった負い目/洋子が決めた弟・信夫の出馬/晋三は転身に反対だった/信夫を責め立てる養父母/弟・信夫の養母と洋子の確執/すべては岸家の血を残すために/父・晋太郎を乗り越えられたか/血脈への野心


松田 賢弥[マツダ ケンヤ]
著・文・その他

内容説明

孤独な政治家・安倍晋三にとって、祖父の宿願を達成することこそ、唯一、洋子に認められる術になる。岸信介・安倍晋太郎・西村正雄…幻影に追い回された安倍ファミリー三代・六人の姿を丹念に分析することによって、「安倍晋三」なるものの正体に迫ったノンフィクション。政治取材のトップランナー・松田賢弥が放つ衝撃の一冊。

目次

プロローグ ゴッドマザー・安倍洋子を軸にした三代
第1章 祖父・岸信介―安倍晋三が追う幻影の正体
第2章 父・安倍晋太郎―「岸の女婿」と言われ続けた男の悲劇
第3章 叔父・西村正雄―唯一晋三を批判できた晋太郎の異父弟
第4章 隠れた弟を追って―父・晋太郎が築こうとしたもう一つの家庭
第5章 妻・安倍昭恵―奔放な「家庭内野党」で洋子との確執は続く
第6章 母・安倍洋子―晋三にかけるゴッドマザーの執念

著者等紹介

松田賢弥[マツダケンヤ]
1954年、岩手県北上市生まれ。業界紙記者を経てジャーナリストとなり、『週刊現代』『週刊文春』『文藝春秋』などを中心に執筆活動を行う。小沢一郎について20年以上取材を続け、その後の「陸山会事件」追及の先鞭をつけた。妻・和子からの「離縁状」をスクープしたことで、第19回「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム大賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

凡人太郎

16
近現代の三首相を輩出したおそるべき血族。 岸信介、佐藤栄作、安部晋太郎、安部晋三とその血族の考えをわかりやすく整理している。 2015/10/18

まある

12
参議院選挙が近づきつつある今、ずっと棚に積んだままだった安倍首相関連の本を読み終わった。それにしても華麗なる一族だ。岸信介を祖父に、父は安倍晋太郎、母方の祖父の弟は佐藤栄作、遠くには松岡洋右やら吉田茂やら麻生太郎やら。溜め息がでる。どうしてそんなに改憲したがるのか少し腑に落ちた気がする。母親が子供に及ぼす影響って測り知れない。毎日暑いけれど、きちんと国民の権利を行使しに行くぞと改めて決意した。ホント暑い。2016/07/04

Tom

4
安倍晋三が死んでそろそろ1年だが、あまり意識してなかった。このあいだ昭恵の相続税〝脱税”事件があったので積読から取っただけ。岸信介の血脈に連なる一族。岸信介についてはサッと触れただけ。そこは岸個人について書かれたものを読めよ、ということだろう。晋三の父・晋太郎の人生が、これがなかなかにドラマで面白い。まず母親と生き別れ。政治家であった父・寛を終戦直後に失くし天涯孤独となる。この晋三のもうひとりの祖父である寛は反戦派で、戦時中は大政翼賛会に属さず非推薦で選挙を戦った。→2023/07/07

wasabi

4
新聞で『首相動静』欄を見ていると、安倍首相は数少ないプライベートタイムを母・洋子氏と過ごす。A級戦犯で公職追放されながらも復職し、総理大臣に上り詰めた「昭和の妖怪」岸信介氏の娘・洋子氏。その風貌において父娘は酷似している。晋三氏はといえば明らかに父・晋太郎氏似だ。ところが、政治家としての信条は安倍系譜でなく岸系譜を継ぐ。それは洋子氏の血脈への野心の賜物という。岸、安倍そして佐藤家が支え合い、牽制し合う赤い因縁。首相としての決断は、純粋に民意に因るものであって、先祖の意趣返しであってはならないが…。2016/02/23

みぽ

3
2016#23 安倍首相が憲法改正にこだわり、集団的自衛権を強行採決したのかずっと気になっていた。祖父の岸信介の存在が大きいことは気付いていたが、具体的にどういうことか知りたかった。まず、岸・安倍家の華麗なる一族の構図を知って驚く。単刀直入に言うと、これは家庭内の問題である。祖父が描いた野望を完結させ、立派な政治家だと母に認めてもらいたいだけなのではないか。憲法改正したら、その後のことは考えているのか?そもそも、現状のアメリカとの強い同盟関係は必要なのか?2016/07/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9841425
  • ご注意事項

最近チェックした商品