内容説明
一度は引退を覚悟したアラフォーの野球選手が、38歳にして本塁打と打点の二冠王となって華やかな復活を遂げた。それまで本能だけでプレーをしていたという筆者が、「野村野球」と出会うことで生まれ変わったのだ。「ID野球」というキャッチフレーズで球界の寵児となった野村克也氏の特徴は「ぼやき」「配球の読み」ばかりではなく、「考えを変えれば人生が変わる」と教え諭す人情野球だった。「理想の上司と部下の関係」までわかる、異色の球界本。
目次
特別寄稿 「考え方を変えた」から山崎武司は復活できた(野村克也)(「もっと頭を使えないか?」;「野村再生工場」の方法論 ほか)
第1章 「二冠王」に導いてくれた2人の監督(初めての「40ホームラン&100打点」;キャンプイン初日に、野村監督からダメ出し ほか)
第2章 野村監督から教わった「人生論」「リーダー論」(「引退後のことも考えて行動しろ」;「茶髪、長髪、ヒゲは禁止する」 ほか)
第3章 どん底を味わわされた2人の監督(移籍するためにFA宣言;ドラゴンズ残留も4月に二軍落ち ほか)
第4章 野村監督を胴上げしたかった!(球団代表からもねぎらいの言葉;粘りが出てきて、強くなった ほか)
著者等紹介
山崎武司[ヤマサキタケシ]
1968年、愛知県に生まれる。愛工大名電高を卒業時に、中日ドラゴンズにドラフト2位で指名され、キャッチャーとして入団。1996年、ホームラン39本を打って初の本塁打王のタイトルを獲得。2003年、トレードによりオリックス・ブルーウェーブ(現・オリックス・バファローズ)に移籍。2004年に戦力外通告を受ける。一度は引退を考えたが、東北楽天ゴールデンイーグルスに入団。2年目からは野村克也監督の下で、クリーンナップとチームリーダーとして活躍。2007年、38歳にして43ホーマーと108打点で、本塁打と打点の二冠王となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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