内容説明
三世紀初頭から半ば過ぎまで、中国を三分して覇権を競った魏・呉・蜀の三国の物語。赤壁の戦いで勢いを得て、蜀を建国するに至る劉備、呉を建国した江東の孫権。北に天子を戴く魏の曹操。しかし劉備も志半ばで斃れ、ついに桃園の三兄弟は世を去る。軍師孔明は、劉備の夢を継ぎ、全土に平和をもたらすべく、魏を攻める帰らぬ旅に出る。三国志から生まれた諺や基礎知識もわかりやすく解説!「名文中の名文」、「出師の表」収録。
目次
第1章 婚礼と葬儀
第2章 西涼の白き狼
第3章 成都陥落
第4章 魏王と漢中王
第5章 関羽の死
第6章 曹丕と曹植
第7章 白帝城の別れ
第8章 出師の表
第9章 秋風五丈原
著者等紹介
川合章子[カワイショウコ]
1966年、大阪府に生まれる。仏教大学文学部史学科卒業。1992年、公費留学生として武漢大学、北京語言学院(現・北京語言大学)で学ぶ。帰国後、日本ではじめて『封神演義』原典完訳にとりくむ。中国民間文学に対する該博な知識とユーモアあふれる文体が高く評価されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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