出版社内容情報
西尾 維新[ニシオ イシン]
著・文・その他
内容説明
ミッションは少女救出!“ぼく”が学園で見た惨劇は―。
著者等紹介
西尾維新[ニシオイシン]
1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞、「京都の二十歳」としてデビューする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
366
なるほどこんな風になっていくのか。ちょっと残酷な感じの学園漫画を読んでいるのと同じような感覚。今回は頁数も少なく、登場人物ももろに漫画な呼び名や必殺技を携えていて、アクション味が強め。戯言使いの独特の語り口調でソレが独特の世界観に昇華しているけれども、話しの展開自体は一本道で捻りは特にない。いっくんが微妙にユーモラスになっている点は割と好き。あえて描かれない裏側の設定が気になるといえば気になるが、ちょっと盛り上げすぎでこれ以上は逆に期待しなくなりそう。10代前半でどれだけの修羅場をくぐりぬけたのかと。2017/06/09
まりも
89
再読。戯言シリーズの第三弾。ぼくが人類最強の請負人・哀川潤に、問答無用に引き連れられ高貴なお嬢様高校へと潜入することになる話。今回は人類最強の請負人・哀川潤メインの回であり、紫木一姫の回でもあったわけですが、これまでで一番読んでいて楽しいお話でしたね。やってることは超残酷で凄惨なんだけど、掛け合いが最高にノッているからか、とても明るい感じがしたのが印象的。やっぱり哀川潤と戯言使いの組み合わせが一番しっくりくるわ。言葉遊びもやけど、戯言シリーズはツボに入るところが多いから好きやわ。次巻も再読予定です。2016/09/04
優希
83
まさに戯言というべき事件簿でした。今回は友が出てこない分、潤さんが目立っていた印象です。半分以上潤さんの語りと言ってもいいくらいでしょう。肝心の事件は飛び込んだというか巻き込まれたというか。とにかく人が死にすぎだなと思いました。常軌を逸したところで転がる物語。だからこそ戯言なのでしょう。2017/07/26
ゼロ
78
シリーズ第三弾は、女装した戯言遣いが私立澄百合学園へ潜入し、ある生徒を救出すること。相棒は人類最強の請負人・哀川潤なので一筋縄ではいかない。一応殺人事件は起き、密室ではあるが、ミステリー要素は薄く、キャラクター小説に特化している。舵を切ったのが良いか悪いかは定かではないが、筆者がノッて書いてるのは分かる。萩原子荻や西条玉藻などの個性的なキャラ、紫木一姫のような幼いキャラなど登場しました。バトル描写は上手くなく、自省も少なく、ページ数もないので、サクッと読めました。2023/03/25
中玉ケビン砂糖
64
、「戯言シリーズ」のなかでは容量も断然少なく、比較的に単発モノな気がしないでもないのだが、レアな乱丁を発見したのでコレと最終巻と最初のものは手元において残りの巻はかさばるし処分した、そんでなぜコレかというと、単刀直入に言って「大好物」だからである、ソフトリョナ好きな自分にとっては、昔よく夜食のオカズとしてお世話になりました、トリックとか(うっすら分かってたけど)もうどうでもよくて、ひたすら子荻ちゃんと玉藻ちゃんをいたぶり尽してぺろぺろしたい、とここまで書いて思った、「何こいつ、キモイ」、、、2015/01/12