こころライブラリーイラスト版<br> うつ病・躁うつ病で「休職」「復職」した人の気持ちがわかる本

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こころライブラリーイラスト版
うつ病・躁うつ病で「休職」「復職」した人の気持ちがわかる本

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  • サイズ B5判/ページ数 98p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784062789721
  • NDC分類 498.8
  • Cコード C2311

出版社内容情報

うつ病で休職を余儀なくされたが、適切な治療を受けて復職に成功した人たちの体験談。数々の成功事例から復職のコツを学べる一冊。不思議な「心」のメカニズムが一目でわかる
《講談社 こころライブラリーイラスト版》

【つらいのはあなただけじゃない。】
休職中の不安や絶望、
治療への不信、復帰直後の焦り……
職場復帰に成功した人たちの
発症から休職、復職にいたるまでの
こころの変化を図解します。

病気になってもまた働ける!
うつ病や躁うつ病による休職から復帰して、
数年以上元気に働き続けている人が大勢います。
本書にはその「先輩」たちの声を多数、収録しました。
落ち込み、悔しがり、自分を責めているのは、あなただけではありません。
治療の道は人それぞれ。まわり道や足踏みをする時期もあります。
つらくて消えてしまいたいとき、この本を開き、ながめてみてください。

【本書のおもな内容】
第1章 心の病気がわかったときの驚きと悔しさ
 ケース例Aさん 直言居士でストレス耐性は強いと思っていたが
 【最初の気づき】 仕事に疲れ、ネクタイをしめるのもつらくなった/ 生活はしているが、自分が壊れかけている感覚
 【受診】 うつ病なんて自分には無関係な病気だと思っていた
 【診断】 すぐには納得できず、診断書を誰にもみせられなかった

第2章 休職中は暗闇のなかで自分を責めつづけていた
 ケース例Bさん 心身ともに限界をむかえ、やむなく休職を決断
 【休職】 バリバリ働く同僚と自分を比べ、情けなくなった/ 病気を挫折だと感じ、自分のすべてを否定していた

第3章 少しよくなってもすぐ再発し、心が折れた
 ケース例Cさん 再発をくり返し、「休職制度の悪用だ」と叱責された
 【復職】 【再発】

第4章 家族や患者仲間から希望と勇気をもらった
ケース例Dさん デイケアや患者仲間を、最初は小馬鹿にしていた
【療養の見直し】 【デイケアに参加】 【回復の実感】

第5章 プライドを捨て、ありのままの自分で復職した
ケース例Eさん 数年がたち、病気のことを知らない同僚も増えてきた
【自己理解】 【準備して復職】 【治療から数年たって】

うつ病・躁うつ病を治療した先輩たちからのメッセージ
《 1 心の病気がわかったときの驚きと悔しさ》
ケース例Aさん 直言居士でストレス耐性は強いと思っていたが
【最初の気づき】 仕事に疲れ、ネクタイをしめるのもつらくなった/ 生活はしているが、自分が壊れかけている感覚
【受診】 うつ病なんて自分には無関係な病気だと思っていた
【診断】 すぐには納得できず、診断書を誰にもみせられなかった
【2ページでわかる心の病気】 「うつ病」と「躁うつ病」の違い
【治療】 薬は「飲まされている」感じで、自分の意思ではない
《 2 休職中は暗闇のなかで自分を責めつづけていた》
ケース例Bさん 心身ともに限界をむかえ、やむなく休職を決断
【休職】 休んでも、仕事が心配で落ち着かない/ バリバリ働く同僚と自分を比べ、情けなくなった/ 病気を挫折だと感じ、自分のすべてを否定していた/ (躁うつ病の場合) 自分を責める日と過信する日が交互にあった
《 3 少しよくなってもすぐ再発し、心が折れた》
【復職】 復職しても、休んだ負い目で残業をして状態が悪化
【再発】 結局、再発して再休職、ゴールがみえなくなった
ケース例Cさん 再発をくり返し、「休職制度の悪用だ」と叱責された
【再発】 再発後は起き上がることができず、感情も麻痺/ (躁うつ病の場合) 復職当初は好調だが、ある日突然どん底に
《 4 家族や患者仲間から希望と勇気をもらった》
【療養の見直し】 家族が病気を受け入れてくれ、安心して眠れた
ケース例Dさん デイケアや患者仲間を、最初は小馬鹿にしていた
【デイケアに参加】 同じ境遇の人だから、言葉に耳を貸すことができた
【回復の実感】 あきらめることを意識してから、楽になった
《 5 プライドを捨て、ありのままの自分で復職した》
【自己理解】 ありのままに、新しい人生を歩みはじめた
【準備して復職】 緊張感が残るなか、思いきって復帰した
ケース例Eさん 数年がたち、病気のことを知らない同僚も増えてきた
【治療から数年たって】 「本当に治る」ということを後輩に伝えたい


五十嵐 良雄[イガラシ ヨシオ]
監修

内容説明

休職中の不安や絶望、治療への不信、復帰直後の焦り…職場復帰に成功した人たちの発症から休職、復職にいたるまでのこころの変化を図解。

目次

1 心の病気がわかったときの驚きと悔しさ(ケース例Aさん―直言居士でストレス耐性は強いと思っていたが…;最初の気づき―仕事に疲れ、ネクタイをしめるのもつらくなった ほか)
2 休職中は暗闇のなかで自分を責めつづけていた(ケース例Bさん―心身ともに限界をむかえ、やむなく休職を決断;休職―休んでも、仕事が心配で落ち着かない ほか)
3 少しよくなってもすぐ再発し、心が折れた(復職―復職しても、休んだ負い目で残業をして状態が悪化;復職―仕事を失うのがこわくて、不調から目をそむけていた ほか)
4 家族や患者仲間から希望と勇気をもらった(療養の見直し―家族が病気を受け入れてくれ、安心して眠れた;療養の見直し―必死の思いで外に出て、復職支援を受けはじめた ほか)
5 プライドを捨て、ありのままの自分で復職した(自己理解―ありのままに、新しい人生を歩みはじめた;自己理解―調子が悪くなったら休み、医師を頼れるように ほか)

著者等紹介

五十嵐良雄[イガラシヨシオ]
1949年、東京都生まれ。メディカルケア虎ノ門院長。医学博士。精神保健指定医。76年、北海道大学医学部卒業。埼玉医科大学、ミラノ大学やユトレヒト大学への留学、秩父中央病院長などをへて、2003年にメディカルケア虎ノ門を開設、院長に就任。現在、うつ病リワーク研究会代表世話人、東京大学大学院非常勤講師などを兼務。専門はうつ病の治療、復職支援(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Die-Go

40
図書館本。うつ病や躁うつ病(双極性障害)に罹患した人が社会復帰していく過程において心を配る必要があるポイントについて具体的に書かれている。分かりやすくて良い。★★★★☆2018/12/25

Die-Go

37
図書館本。何度も再読している。うつ病や双極性障害を得た人達がいかに職場に復帰していくか、その課題は多いが、希望がないわけではない。そこには周囲のフォローが欠かせないことがよくわかった。2018/12/30

なるみ(旧Narumi)

29
休職された方の心や身体の状態や変化を、1日〜1週から始まり、2,3,4週目、1〜4ヶ月、4ヶ月〜、6ヶ月〜1年、2年6ヶ月、3年、4年と細かいスパンで、休職前の心身の不調から、休職、復職、復職後のカテゴリで書かれていました。イラストも多く読みやすかったです。2019/05/17

リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん

20
患者の体験談を元に書かれており分かり易い内容です。自分がこの病気に該当する訳では有りませんが、若し周りの人がこの様な状況になったら力を貸す事が出来たらと思います。2015/01/30

小木ハム

15
全ページイラストを用いて、最初の気づき~休職~再発~復職プログラム~治癒に至るまでの当人の考え方、心の動きの変化を解説されておりとても読みやすい。病気になる人の傾向は主に2タイプで、頑張り屋で診察結果に納得できず限界ギリギリまで働いて壊れるタイプと、とにかく疲弊していて早く休みたい、診察結果に素直に喜ぶタイプに分けられる。多く、後者の方が治療が長引く。再発予防で重要になるのが、毎日一定の時刻に起きること。生活リズムの安定は職場復帰の第一歩になる。『自分でコントロールできている』という自己効力感も生まれる。2021/07/20

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