出版社内容情報
「東京の芸能界もフォーク界もクソだ」。スーパースターを生んだ街とその時代。
内容説明
一九六〇年代半ば、まだまだ戦争の香りが色濃く残る広島で、東京への憧れと反発を抱きながら、バンド活動に打ち込んでいた若者たち。やがて日本の音楽シーンに革命を起こしたひとりの男を中心に描かれる、熱く悩み多き日々。
著者等紹介
田家秀樹[タケヒデキ]
1946年千葉県生まれ。中央大学法学部政治学科卒業。69年にタウン誌の走りだった「新宿PLAY MAP」の創刊編集者となり、その後ラジオ深夜放送「セイ!ヤング」などの構成を手がける。音楽評論家、パーソナリティ、ノンフィクション作家として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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げん
2
吉田拓郎のアマチュアバンド時代のお話し。小学6年生でローリングストーンズを歌いこなす少年が登場。彼はのちの西城秀樹!すでにスターの資質が…2018/09/08
西澤 隆
2
エイプリルフールで遭遇した「来年のNHK朝ドラは『たくちゃん』原作はこれ」。本書はホントにそんな朝ドラがあったらいいのにと思いながら手に取った『小説』吉田拓郎。浜田省吾のツアー同行記なのに省吾自身のことは書かず、ツアーを作り上げ支えてきたスタッフひとりひとりのことを丁寧に描き込むことで結果として湾岸戦争の頃のロックアーティストのコンサートという時代性を浮かび上がらせた『オンザロードアゲイン』の手法で描く拓郎物語は、やはり彼以上に彼のまわりのひとたちのことを伝えることで「あの頃の広島」を生々しく伝えるのだ 2015/04/05
アマリリス
2
吉田拓郎の出身地である広島に住む私は街や通りの名前に思いを馳せながら読むことができた。始めがあれば終わりがある。分かり切ったことだがやはり少しさみしい。2014/10/02
loopwarp
2
これは「小説」なのか?2009/06/16
hash
1
○2017/10/13